※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

初心者向け投資はどれ? つみたてNISA・FX・暗号資産、3つやってみてわかったこと

投資 FX
初心者向け投資はどれ? つみたてNISA・FX・暗号資産、3つやってみてわかったこと

インフレや老後の資金を心配して、投資に興味を持つ人が増えています。

しかし、実際に自分のお金で投資をするとなるとリスクが気になり、なかなか1歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

今回は今までにいくつかの投資に挑戦してきた筆者が、実際に話題の投資に挑戦し、「初心者向けの投資はどれなのか」を考えてみました。

つみたてNISA、FX、暗号資産、するならどれか

初心者向け度10%:展開が速すぎる「FX」

今回の3つの投資の中で、1番ハードルが高かったものがFXでした。

なぜならば、どの投資の書籍にも「FXはハイリスクハイリターン」と書かれていたからです。

まずは、FX取引をお試し体験できるデモ口座を使って練習をしました。

おおよそのやり方がわかったら口座を開設し、本物のお金を入金し取引を開始しました。

FXは、外貨を取引して差額で利益を狙うものです。

まずはドルを買ってみました。

「万が一ゼロになっても痛くない」と思えるわずかな金額です。

買ったときよりも円安になったときに売れば、利益がでます。

楽しみに様子をみていると、秒単位で値が動くのです。

FXの値動きは秒単位

家事をしていても、テレビを見ていても、FXのことが気になりました。

FXは、株式投資とは違い「マイナスになってもプラスになるまで待つ」ということができません

含み損が一定の金額以上になると、ロスカットという強制終了が行われます。

自動的にマイナスの状態で決済されてしまうのです。

とくに元手が小さいと「これ以上のマイナスは許容できません」という強制終了のラインが低くなり、ちょっとしたマイナスでもロスカットされる可能性があるのです。

筆者は元手がとても小さかったため、マイナスになるたびロスカットにおびえていました。

結局、マイナス1万円になったときに損切りをしてFX口座は解約しました。

損切りとは、ロスカットされる前に自ら取引を終えることです。

FXは、ある程度の元手が用意できる人や、ニュースや情報にアンテナを張り的確な対応ができる人に向いている投資かもしれません。

筆者のように元手が少なく、ニュースや情報を聞いても値動きの予測がたてられない初心者には、展開が速すぎてついていけない可能性が高いでしょう。

初心者向け度40%:ゼロになってもいい分だけなら「暗号資産」

ビットコインやイーサリアムのような、「暗号資産」に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

筆者も「億り人」という言葉に惹かれていました。

しかし、興味を持ったときには、すでに1ビットコインは700万円以上になっていて「出遅れ感」があったのです。

ところがある日突然、値下がりを始めたのです。

すかさず、余裕資金の一部を使ってビットコインを購入しました。

筆者の予算では1ビットコインは購入できないため、小数点以下にゼロがいくつも並ぶ単位での購入です。

暗号資産の値動きは速い

購入後しばらくはプラスが続きましたが、なぜかビットコインは急落し、現在はマイナスになっています。

筆者にはマイナスになった理由もきっかけも不明です。

暗号資産には「半減期」という時期があります

半減期とは、値段が半減するのではなく、

発行を減らすことで、価値を上げることを狙う時期

です。

過去の半減期には暗号資産の価値が動いています。

筆者は、次回の半減期までビットコインは放っておくつもりです。

今後プラスになるかマイナスになるかはわかりませんが、玉手箱のような楽しみはあります。

暗号資産は、株式のように値動きの根拠がわかりにくく値動きも激しいです。

1時間前はプラスでも、1時間後には大きくマイナスになることもあります。

投資初心者は「ゼロになっても痛くない金額」で挑戦してみると良いのではないでしょうか。

初心者向け度80%:お任せできるから「つみたてNISA」

初心者向け投資に必ず登場するといっても過言ではない投資が、「つみたてNISA」です。

FXや暗号資産と比べると物足りなさを感じますが、3つの投資に挑戦した結果プラスになっているものは「つみたてNISA」だけです。

「つみたてNISA」は投資信託のため、商品さえ選べばあとはお金をつみたてるだけです。

運用はプロにお任せします。

毎朝「つみたてNISA」の取引状況をチェックしますが、プラスになったりマイナスになったりを繰り返しています。

ただし、一時的にマイナスになっても、FXや暗号資産のように不安にはなりません

なぜならば「仕組み」を理解しているからです。

FXは仕組みを理解しても、求められる判断力と行動力のスピードが速すぎて失敗しました。

暗号資産は値動きの仕組みが理解できず、運任せの状態です。

しかし「つみたてNISA」は、一時的にマイナスになっても

「マイナスはプラスを出すために必要なこと」

と理解しているため、あせりがありません。

「つみたてNISA」は、毎月お金をつみたてるだけで「投資をしている」という感覚は薄いかもしれません。

しかし知識が乏しい初心者でも仕組みを理解し、「投資」の本来の意味と目的に1番ちかいことができるものは「つみたてNISA」ではないでしょうか。

つみたてNISAは投資初心者に1番おすすめできる

初心者向け度100%は「なし」

初心者に限らず、100%おすすめできる投資はありません

「投資」という名前がつくものには、マイナスになるリスクがあるからです。

「つみたてNISA」のおすすめ度を100%ではなく80%にした理由は、

「数年単位の短期ならばマイナスで終わる可能性もあるから」

です。

投資初心者は、成功した人の体験談に影響を受けやすいです。

筆者も「億り人」の体験談を聞き、「あのとき買っておけば」と何度思ったかわかりません。

しかし、成功体験談よりもずっと多くの失敗談があることを知り、「投資は余裕資金でやること」ではなく「ゼロになっても痛くない資金」でやるものだと感じました。

これから先、普通預金にこつこつ貯金するだけでは不安です。

「自分も何か始めなくては」と思い、とりあえず話題の投資に挑戦したくなるかもしれません。

しかし、仕組みが理解できない投資は投資ではなく、ギャンブルになってしまいます。

今回、3つの投資をやってみて感じたことは「投資は仕組みを理解しないと楽しめない」「投資は種類に関係なく儲かったらラッキー、マイナスでもしょうがない」くらいの心意気で、できる範囲が良いということです。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)

《式部 順子》
この記事は役に立ちましたか?
+9

関連タグ

式部 順子

執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集