これまで、ビール券、おこめ券、Amazonギフト券と、さまざまな金券を紹介しました。
今回紹介するのは、「イオン商品券」です。
イオンで使うのが一般的ですが、それだけではありません。
イオン商品券の意外な使い道などを、注意点とともに紹介します。
目次
「イオン商品券」とは
≪画像元：イオンリテール≫
イオン商品券とはいわゆる紙タイプの商品券・金券で、額面は500円と1,000円の2種類です。
全国のイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、ザ・ビッグ、マルナカなどで購入できます。
「イオンギフトカード」との違い
≪画像元：イオン≫
イオンにはもう1つ、「イオンギフトカード」があります。
イオン商品券は紙ですが、イオンギフトカードはプラスチックカードです。
イオン商品券のデザインは1種類のみですが、イオンギフトカードは複数から選べます。
額面もイオンギフトカードなら、1,000円～10万円から好きな金額をチャージできます。
ただしチャージは最初の1回限りで、再チャージはできません。
イオン商品券の特徴
カード会社の商品券とイオン商品券は、同じようでちょっと違います。
その違いが、イオン商品券のメリットだったりするものです。
【特徴1】使えるお店が意外と多い
≪画像元：イオンリテール≫
イオンなどでイオン商品券を使えるのは、何となく想像できますよね。
それ以外にも、ミニストップ、ウエルシア、マイバスケット、未来屋書店、イオンシネマ、DCMなどでも利用できるのです。
記載のない店舗であっても、イオン内に入っていれば基本的にイオン商品券を使えます。
たばこにも利用可能です。
通常のギフトカードでは購入できない本も、未来屋書店ならイオン商品券で購入できます。
ウエルシアで使えるのは、物入りの時期になるとありがたいですね。
【特徴2】おつりが出る
イオンでカード会社のギフトカードなどを使ってもおつりは出ませんが、イオン商品券ならおつりが出ます。
極端な話、10円程度のうまい棒をイオン商品券で買って、残りの990円程度をおつりでもらうことも可能です。
「現金化」がはかどりますね。
【特徴3】有効期限なし
イオン商品券には有効期限がありませんので、期限を気にせずじっくり使うことができます。
何らかの事情でイオン商品券が廃止されればその限りではありませんが、その場合も返金対応してくれるでしょう。
【特徴4】WAON POINTが貯まる
≪画像元：イオンクレジットサービス≫
「WAON POINTカード」は、200円ごとにWAON POINTが1ポイント貯まるカードです。
このカードは基本的に現金専用で、イオンカードのクレジット払いや電子マネーWAON払いと併用してポイントを貯めることができません。
しかし、イオン商品券での支払いなら、WAON POINTカード提示でポイントを貯められます。
ウエルシアでもWAON POINTを導入予定で、特にポイ活がはかどりそうです。
イオン商品券の注意点
使い勝手の良いイオン商品券でも、以下のような注意点があります。
【注意点1】使えない商品券・サービスがある
お店によって、イオン商品券で利用できない商品券・サービスがあります。
ミニストップなら、以下の商品・サービスには利用できません。
- 公共料金
- 各種料金収納代行関連
- ゆうパック
- インターネット留置き商品(店頭での支払い)
- コピーサービス
- FAXサービス
- 電子マネーのチャージ
- ギフトカード
【注意点2】セルフレジでの取り扱い
最近、スーパーを中心にセルフレジの導入が進んでいますが、イオン商品券を使う際には注意してください。
イオン商品券を、自分で支払い手続きすることができないからです。
セルフレジでイオン商品券を使いたい場合は、係の人を呼んで手続きしてもらわなければなりません。
セルフレジも混雑しているときには、少し気が引けるかもしれませんね。
ちなみに、有人レジならレジの人に渡すだけでOK、イオンギフトカードならセルフレジでも自分で支払可能です。
【注意点3】イオンなどでの購入は現金のみ
イオン商品券を購入する際、イオンカードや電子マネーWAON払いはもちろん、イオン商品券やイオンギフトカードは使えません。
購入の際は、現金を持参してください。
【注意点4】金券ショップ・オークションなどで購入の場合
金券ショップでは、額面より数%安い価格でイオン商品券を販売しています。
ただし、現金払いのみでクレカ払いなどは利用できません。
オークションサイトやフリマアプリでは、ヤフオクでのみ購入可能で、メルカリやラクマでは出品自体が禁止されているため購入不可です。
また、ヤフオクでは額面以上の価格で販売していることが多く、支払いにPayPay残高やクレカを利用できません。
イオン商品券は現金同様の商品券
他の商品券は現金と異なる使い勝手ですが、イオン商品券は現金とほぼ変わりありません。
おつりも出ますし、返品の際に戻ってくるのは現金です。
近くにイオンやミニストップ、ウエルシアがある人は持っていて損はありませんよ。（執筆者：キャッシュレス研究家 角野 達仁）
