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デパートの友の会、みなさんは積立を利用していますか?
友の会とは毎月一定金額をデパートで積み立てると、ボーナスがプラスされて返ってくるというもので、利率にすると銀行の預金利率などとは比べものにならないほどお得なものです。
ただ、かと言って「友の会に入った方がいい!」と誰にでも言えるわけではありません。友の会積立には、向いている人と向いていない人がいるんです。
目次
友の会とは?
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友の会について、もう少し詳しく解説しておきましょう。
積立の金額や期間といった内容については、各デパートごとに異なります。
よくあるプランとしては、こんな感じです。
1年間積立を続けると、積立期間満了時には13か月分の金額のお買い物券がもらえる、という仕組みです。銀行預金ではありえないほどのお得度ですよね。
さらに、友の会に入会することでさまざまな優待サービスがあります。
積立プランは他にも3,000円や5,000円など金額が選べたり、6か月間というように期間も選べます。
友の会で積み立てても「得しない人」
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これほどお得な友の会積立ですが、誰でも得できるわけではありません。
滅多にデパートで買い物しない人
一番大切なのは、普段そのデパートでどれぐらい買い物をしているか? ということです。
当然、普段デパートでほとんど買い物をしない人が友の会積立をしても、お得になるとは言えません。そのデパートでの買い物は得になるものの、友の会が無ければネット通販や近所の量販店で安いものを買っていたのに、わざわざデパートで高級なものを買ってしまうと支出自体は増えてしまいますよね。
節約のために3,000円の靴を買っている人が、「お得だから」と友の会に入会すると、デパートで1万円の靴を買うことになるかもしれません。たとえ良質なものを買えたとしても、節約したい、支出を減らしたいと考えている人にとっては損でしかありません。
この機会にお気に入りのデパートだけに行こうと考えている人
また、「せっかく友の会に入ったんだから、これからはデパートはここに絞って行こう」と考えている人も注意が必要です。
わたしも経験があるのですが、「このデパートなら一番よく行くところだから、今後はここだけ利用して他のデパートには行かないようにしよう」と考えますよね。
でも、これは意外と難しいです。わたしは実際に友の会に入る前に、試しにしばらく特定のデパートだけで買い物するようにしてみました。
ところが、けっこう他のデパートに行く機会もあるんです。欲しいものがいつもいくデパートに売っていなかったり、他の予定との兼ね合いでたまたま近くにあったところで買い物を済ませてしまったり……。
わたしはフルタイムで働いている上にいつもあちこちに予定があって動いています。こういう人の場合は、わざわざ時間をかけてまで特定のデパートに遠回りしたり、なんていうことはしにくいです。はじめのうちは「ちょっと時間がかかってもこっちのデパートに寄るようにしよう」と思っていても難しい。
特定のデパートでよく買い物する人ならお得!
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友の会積立が向いているのは、損になる人とは逆に、
・普段行くデパートがほぼ決まっている人
です。
たとえば、「職場の近くにあるデパートなら休日でも定期で行けるから」といった理由でいつも同じデパートに行く日となら、友の会積立を利用することでがっつり得できちゃいます。
とは言え、友の会を利用する場合は、普段自分がそのデパートでいくらぐらい使っているのかをある程度分かっておかないといけません。洋服や靴などの買い物の他、お歳暮などの贈答品やお出かけの際の手土産などなど、普段どういったものをどれぐらい買っているのかを思い返して、もっとも自分に合ったプランを選ぶようにしましょう。(執筆者:吉見 夏実)