私のような専業主婦にも、目にする機会が増えてきた言葉。それは「AI(人工知能)」です。なぜって? それはネット証券のHPに行き来していると、AI投資の広告が表示されるから。
きっと証券各社にとって、ドル箱になるだろう未開拓の市場なんでしょうね。
でも投資をロボットに任せるのって、なんだかヤじゃないですか?
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目次
進化するAI
オックスフォード大学のオズボーン教授が衝撃的な予言をしたのが2013年。そして同様の手法で分析した野村総研によると、
ということです。
そういえばスーパーでもセルフレジが増えてきました。自動運転だって、AIのなせる業です。算盤がオワコンになってはや幾星霜。
なんたって圧倒的な情報処理能力を持っているのが彼らAIなのですから、確かに人間の仕事はどんどん奪われていきそうです。
なかでもAIの活躍の場を飛躍的に広げそうなのが、彼らが獲得しつつある「学習能力」。自動で情報収集してレベルアップするとか、ファミコンのカセットをガッチャンしていたおばさんにはついていけませんよ。
ロボットが学習したら、確かに無敵だと思います。
AI投資
そんな中登場してきたのが「AI投資」です。有名どころでは、
・Wealth Navi
・ 楽天証券の「楽ラップ」
・ マネックス証券の「マネラップ」
などでしょうか。
どれも、顧客の希望に応じて、最適な投資信託を診断し「購入」、「売却」、「入れ替え」までを一括して行ってくれるサービスです。
投資家は、ただただAIが資産運用してくれるのを座して待てばよい、ということですね。
AI投資のメリット
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プロ以上の金融アルゴリズムを使ってくれる
AIならではのところですね。投資のプロたちが積み上げたノウハウに、過去の膨大なデータを解析して投資先を選ぶので、高い確度で手堅く大きな運用成績を上げてくれます。
低額で最適な分散投資ができる
投資先はETFなどの投資信託ですので、低額で分散投資ができます。しかも、あらかじめ設定されたポートフォリオに沿ってリアルタイムでリバランスしてくれます。
なんてこともないわけです。
市況にリアルタイムで対応してくれる
突然の大事件で市場がパニックになっている、でもその時自分は仕事で大忙し、保有資産が被った大ダメージを知ったときには後の祭り…。
それがない。だってそういうときには、自動で対応してリスク回避してくれます。コンマ1秒以下の反射神経で売買を繰り返しているのが、投資ロボなのですから。
いや、無敵でしょコレ。デメリットを挙げるとすれば、手数料が発生することでしょうか。しかしこれも、現在は年率1%程度ですが普及するにつれ減っていくんでしょうね…。
個人投資家がAIに勝つには?
いやいや今回の問題意識は、しがない個人投資家がAIに勝つ方法です。私にあってAIにはない武器って…。
うん、2つある。
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時間
私には時間があります。老後まではあと30年くらいだと思っていましたが、老後って最近逃げ水化していますね。もしかしたら50年くらいになるのかも。
それに対してAIには時間がありません。彼らは常に成果を求められています。
どうなんでしょうかAIさん。でないとお客が減ってしまいます。
長期なら勝そうな気がする
超長期投資では、毎月同額を買い足すドルコスト平均法という伝統的な方法があります。
2018年1月からは「つみたてNISA」なる制度も始まりますから、税制面でも有利になりますね。今年始まった「iDeCo」もいい味出してます。
一時的にはAI投資に水をあけられても、この方法なら、長期的には勝てる可能性がありますね。
理不尽さ(というか夢)
これはAIが最も苦手とするところですね。はい。私、理不尽です。
私の地元に潤いを与えてくれる企業や、私の生活に輝きを与えてくれる製品をリリースしてくれる(くれそうな)企業であれば、けっこういろんな数字に関係なく銘柄保有します。
それこそAI開発のような、数年間は利益が出そうもないけど、当たればデカいベンチャー企業の株式だって積極的に買いますよ。
だって夢があるじゃないですか。
つい最近は、ずっと分からず屋だったビーマップ〈4316〉がついにドカンときてくれました。かわいいなぁ。このコは私の手を離れても、まだ駄々をこねているようです。
芽が出るかもわからない、わがまま株。これに注力するなら「つみたてNISA」よりも元祖「NISA」がおすすめです。5年間はよしよしし続けられるので…。(執筆者:徳田 仁美)