クレジットカードにポイントカード、現金、レシート、身分証、割引券…と、財布の中はどうしてもゴチャゴチャしがちです。
財布の中身が整理されていないと、支払いの時に手間がかかってしまうだけでなく、割引券やポイントを使いこなせずに損をしてしまうことも。
そこで今回は、筆者が実践しているお財布の整理術を紹介します。
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目次
カードはジャンル別に配置を分ける
何かと枚数が増えやすいカード類は、ジャンル別に分けて整理しましょう。
財布に入っているカードは、大きく次の種類に分けられます。
サービス → 会員証やポイントカード
健康・身分証 → 健康保険証、診察券、免許証
今財布に入っているカードをジャンル別に分けたら、常に持ち歩く必要があるかどうかを判断します。
キャッシュカードはメインバンクのものが1枚、クレジットカードは、メインとサブの2枚があれば十分という方が多いでしょう。
サービス系のカードは、週に1回以上使っているものでなければ、必要なときに家から持ち出せば事足ります。
会社や自宅周辺のお店で定期的に使用しているカード以外は、カードホルダーなどに保管しておきましょう。
ポイントカードは、スマホアプリに移行できるものも増えています。
Tポイントや楽天スーパーポイント、Pontaポイントなど、よく使われているポイントの多くはアプリでも利用可能なので、カードの数を減らしたい方はアプリの利用も検討してみてください。
病院の診察券は、現在通院している病院のものだけを入れておけば十分です。
通っている病院がなければ、健康保険証だけで良いでしょう。
財布に入れておくべきカードが決まったら、ジャンル別に配置を決めて、財布に入れておくのがおすすめです。
金融系は手前側のポケットに、サービス系は奥側のポケットに入れるなど、カードを入れる場所を決めておけば、財布の中でカードを探すときも迷わずに済みますよ。
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期限のあるサービス券は一番見える場所に
財布の中で迷子になりがちなのが、サービス券やクーポン券です。
サイズや形もまちまちですし、紙に厚みがないと、財布の中でつぶれてしまうこともあります。
おすすめの収納方法は、サービス券のサイズに合わせてクリアファイルをカットし、そこにはさんでから、財布の中の一番目につきやすい場所に入れておくことです。
クリアファイルに入れることでつぶれるのを防げますし、券の内容も確認しやすくなります。
回数券など枚数のあるものも、この方法で収納しておくとバラバラになりません。
サービス券やクーポン券は、期限切れに気がついたらこまめに捨てるのもお忘れなく。
現金は入れる金額を決めておく
財布の中の現金は、月や週、日などで区切り、定額を補充するのがおすすめです。
筆者の場合は、毎月月初めにATMでその月に使う現金分をおろし、その分を全て財布の中に入れて過ごしています。
その月にどの程度現金で支払いをしたか、財布の中身を見ればわかりますし、使い過ぎ防止にも役立っています。
月末に余った現金は、電子マネーにチャージしています。
チャージした金額の履歴はネットでいつでも確認できるので、毎月現金がいくら余っていたのか、家計簿をつける必要もないので便利ですよ。
レシートはその日のうちに財布から出す
お店でもらったレシートは、その日のうちに財布から出すようにしましょう。
レシートは持ち歩く必要のないものですし、財布の中をゴチャゴチャにする原因にもなります。
クリアファイルや封筒、小皿など、家の中にレシートの一時置き場を作って、時間のあるときに整理すると良いでしょう。
筆者は財布にレシートを入れてしまうと出すのを忘れてしまうので、買ったものを入れた袋の中や、キーケースのポケットなど、目につきやすい場所にレシートをしまうようにしています。
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予備の財布を持っておく
財布を紛失してしまった場合や、急に現金が必要になったときのために、予備の財布を用意しておくことをおすすめします。
財布といっても、手帳やキーケース、定期入れなど、少額の現金を入れられるものなら何でもかまいません。
筆者はキーケースの中に、5千円札を1枚と千円札を5枚、100円玉を5枚入れています。
千円札や硬貨を混ぜているのは、災害時など高額紙幣が使いにくい場合にも対応するためです。
緊急時以外にも、食事を割り勘にしたときなど、極力おつりを出したくないときに意外と役立っています。
また、キーケースの中には、前述した「余った現金をチャージしている電子マネー」のカードも入れているため、財布が手元になくても1日くらいなら問題なくキーケースだけで過ごせます。
予備の財布を用意しておくと、万が一のときも焦らずに済みますよ。
財布をきれいに使ってお金をためよう!
「財布はお金の家。汚く使っていると金運が下がる」と言われることがあります。確かに、不要なものでいっぱいの財布を使っていると、
・ 割引券やサービス券を使いこなせない
・ どのポイントをためるか絞り込めておらず、ポイントがなかなかたまらない
といったことが起きやすく、小さな金額の損を積み重ねてお金が逃げてしまいがちです。
中身をきれいに整理して、使いやすく、お金のたまりやすい財布を維持したいですね。(執筆者:青海 光)