そんな家計に多いのが「使途不明金」です。
使途不明金は、その名前の通り「使った理由が思い出せないお金」のこと。
何に使ったのかがわからなければ、家計の見直しをするのも難しくなります。
そこで今回は、使途不明金に陥りやすい出費の内容とその対策を紹介します。
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目次
子ども関連のお金
学校のPTA会費や、銀行引き落としではない習い事の月会費など、子どもに関連する支払いは今も現金のみというところが多いものです。
領収書が出なかったり、領収書が出たとしても、子どもが親に渡すのを忘れてしまったりすることもあるため、基本的には自分でメモを残しておくなどの対策をするほかありません。
月極の月謝であれば使途不明金になることも少ないのですが、教材費や部費など定期で収集されるわけではないお金は、記録を残しておかないとすぐ忘れてしまいます。
一回の支払いがそれほど大金ではないからこそ、支払ったときはこまめに家計簿などにメモを残しておくようにしましょう。
コンビニでの「ちょっと買い」
飲み物やお菓子などを「ちょっと買いたい」ときに便利なコンビニエンスストア。
お茶1本、お菓子1つ程度なら現金で支払うという方も多いかと思いますが、コンビニでの「ちょっと買い」も使途不明金に陥りやすいもののうちの1つです。
毎回きっちりレシートを受け取って家計簿をつけられるのなら良いのですが、数百円の出費を毎回記帳するのも根気がいるものです。
おすすめなのは、コンビニでの支払いにはクレジットカードや電子マネーなど、履歴が残るものでしか行わないという方法です。
今はクレジットカードが使えないコンビニはほとんどありませんし、カードによっては利用履歴をすぐにメールなどでお知らせしてくれるサービスもあります。
家計簿アプリを使えば、複数のカードを利用していても、「いつ、どこで、いくら使ったか」を自動取得してもらうこともできるので、さらに簡単に使途不明金を減らすことができますよ。
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カフェでの支払い
カフェで支払うような少額の飲食代も、使途不明金になってしまいがちです。
1回の支払いが数百円程度なので「これくらいならいいか」と思って忘れてしまうのですが、数百円の出費も重なれば数千円程度にふくれあがります。
使途不明金になるのを防ぐには、利用するカフェが決まっているのなら、プリペイドカードにその月の予算を入金して、それ以上は使わないという方法が使えます。
オンラインで利用履歴が確認できるものもありますし、「カフェ代」の予算超過防止にも役立ちますよ。
割り勘で支払った飲食代
ランチや飲み会などに友人や同僚と参加し、割り勘で飲食代を支払う場合、大抵は現金を使います。
こちらも自分用のレシートがないため、使途不明金になりがちです。
割り勘の時に現金で支払っていると、履歴が残らないため使った総額が意識しにくく、「お小遣いの範囲におさまっていると思い込んでいた」という状態に陥ることも少なくありません。
忘年会や新年会、歓迎会などが増えるシーズンには、特に意識して支払った額をメモして残しておきましょう。
「ちょっとした出費」も重なれば「大きな浪費」に!
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家計における使途不明金の特徴は、
です。
そのため「お金を使った」という意識が生まれにくく、すぐに忘れて同じ支出を繰り返してしまいます。
毎日300円の使途不明金が出ていれば、1週間で2,100円、1か月で8,400円の支出になり、無視できない金額になってきます。
記憶に残らないということは、あまり重要でない支払いであることも多いため、この使途不明金が何かを明らかにすることで、家計改善の糸口が見つかることも多いのです。
カードの履歴や家計簿アプリ、メモなどを駆使してなるべく使途不明金を減らし、家計管理に役立ててみてくださいね。(執筆者:青海 光)
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