4月から新年度を迎え、新生活をスタートさせる方も多くいらっしゃると思います。
今の時期は、日々のお金の使い方を見直すきっかけにもなり得ます。
そこで、今回は無駄な出費をしないための家計管理の基本事項について書いてみたいと思います。
目次
1. 消費・貯金・投資の割合を決める
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まずは、税金や社会保険などを除いた手取り金額のうち、何にどれくらいお金を使うか予算を設定します。
それには大きく分けて3種類のものがあります。
貯金: 将来の大きな出費に備えるためのお金
投資: 将来の自分のためのお金(書籍代、セミナー参加費、スポーツジム会費など)
このうち、
・ 貯金を20%
・ 投資を20%
に分けるとよいでしょう。
もちろん、その人のライフステージによってもっと貯金できる時期もあれば、そうではない時期もあるでしょう。
ただ、長い目でみればこの割合での毎月の支出が目安になります。
2. 家計簿を作って項目別の支出割合を検証する
次に、実際に決めた支出の割合で実際にお金を使うことができたかどうかの検証が必要です。
そこで、必要なのが家計簿を作っての日々の支出の管理です。
その家計簿のつけ方には、主に以下の3つの方法があります。
・ エクセルの表で管理する
・ アプリで管理する
手帳で管理するのはシンプルですが、手書きにするのは面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方の中でPCスキルのある方は、エクセルで自作の家計簿を作ってもいいでしょう。
それが難しいと感じられる方は、レシートの写真撮影などで支出を管理できるアプリなどで管理する方法もあります。
管理しやすい方法であれば、いずれの方法でも問題ありません。
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3. 支出を削減したい場合
家計簿をつけると、どの項目が使い過ぎかが見えてきます。
上記の3つの支出のうち、消費と投資の項目について、それぞれ以下に記載します。
消費の部分の見直し方法
消費に該当する支出には固定費と変動費があります。
このうち、優先的に見直すのは固定費です。
固定費は毎月かかる金額がだいたい同じであるため、見直しすると支出全体の管理がしやすくなります。
固定費の中でも見直ししやすいものの1つが通信費です。
スマートフォンの通信料のプランを見直ししたり、大手のキャリアを利用している方なら格安スマホへの利用に変更すれば、毎月の支出を安定的に削減できます。
他には、保険も見直し可能な支出です。
独身の方であれば、高額な死亡保障は必ずしも必要はありません。
また、会社員の方であれば、不要な医療保障がないかを健康保険などの公的保険の補償内容と照らし合わせ、検討する余地があります。
投資の部分の見直し方法
投資は自分の将来のために使っているお金なので、削減の対象には、なじまないようにも思えます。
しかし、当初は投資だと思って使っていても、後でよく考えたら浪費になっているケースもあり得ます。
ですので、投資の支出が多ければ、一度そういった支出がないか検証が必要です。
例えば、
・ ビジネススキルを学べる本を買っても読んでいない
・ セミナーに参加しても復習せず実生活に生かしていない
というのも浪費と考えることができます。
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「割合・検証・削減」で支出を防ぐ
上記のように、家計管理は支出割合を決め、家計簿で結果を検証し、その後に無駄な支出の削減を行います。
ポイントは、これらの管理を細かくやり過ぎないことです。
細かくやり過ぎると、家計管理がストレスになって長続きしません。
やっていくうちに自分なりのコツが見えてきますので、長い目で継続することを第一にしてやってみてください。(執筆中:佐藤 彰)