介護保険料を支払っているけれど、介護保険サービスを利用するまでの間に介護費用がかかると思っていませんか。
実際に介護サービスを利用するまでは無料で手続きできますので安心してください。
そこで今回は、介護が必要になっても自宅で生活し続けたいと考えている方の強い味方、居宅介護支援事業所のお得な利用の方法について紹介していきます。

目次
居宅介護支援事業所はどこにある?
居宅介護支援事業所は、お住まいの地域にあるので確認をしてください。
参照:WAM NET
介護保険を活用したサービスを利用する場合は、介護保険の認定を申請し介護が必要な状態であると認められる必要があります。
また、その認定を受けた後は、その方にどんな介護がどの程度必要かという情報を基に、介護サービスの利用を計画した書類「ケアプラン」を作成した上で介護サービス利用の手続きを行います。
このケアプランがない状態では、介護保険の介護サービスを受けられないので注意が必要です。
介護保険の認定申請やケアプランの作成は介護を受ける本人または家族の方で行う事も可能ですが、居宅介護支援事業所に相談し代行してもらうほうが簡単です。費用はかかりません。
これらの業務はその居宅介護支援事業所に所属する介護支援専門員(ケアマネジャー)が行います。
居宅介護支援事業所を利用するお得なメリットについて紹介していきます。
【メリット1】介護に関する専門的な相談が無料
現代日本は情報であふれており、インターネットなどが活用できる方は自分で情報収集を行って知識を得る事が可能です。
しかし、介護を必要としている方やその家族の方の中には、自分自身で情報収集をする事が困難な方も少なくありません。
また、たとえ情報収集を自力でしても、信頼できる情報か判断が難しい方もいます。
市役所などに出向く事で情報を得る事は可能ですが、そこまで移動する事が困難である方もいる事でしょう。
そんな時は、居宅介護支援事業所に相談しましょう。
必要に応じて自宅まで介護支援専門員が出向き、介護サービスを利用するために必要な情報を提供してもらうことが可能です。
また、居宅介護支援事業所ではさまざまな介護相談が寄せられるため、介護に関する知識が深く、専門的な相談に対しても的確な意見をもらえます。
相談費用については無料のため、安心して相談できる事は、居宅支援事業所を利用するメリットであると言えるでしょう。

【メリット2】ケアプラン作成が無料
先に述べた通り、介護保険サービスを利用したい場合はケアプランを作成する必要があります。
ケアプランは自己作成をする事も可能ですが、ケアプランの内容は複雑であり、内容に不備があれば保険を適用した介護サービス利用の開始はどんどん遅れてきます。
そのため、介護サービスを利用している方のほとんどは自分でケアプランを作成せず、介護支援専門員が行っています。
そのケアプランの作成料金は全額介護保険から支払われるため、作成を依頼したとしても金銭負担をする必要はありません。
内容が複雑なケアプランの作成を無料で行ってもらえるという事も、居宅介護支援事業所を利用するメリットす。
お住まいの地域に必ずあります
同じ保険であっても医療保険を活用した病院受診よりも、介護保険を活用した介護事業所の利用の方が一般的に手続きは複雑です。
ただ、その複雑な手続きを代行してくれる居宅介護支援事業所がお住まいの地域に必ずあるということは、介護が必要な方の強い味方です。
専門家によるアドバイスを受けながら、無駄なく最適な介護サービスの利用は最低限の費用で大きな介護力になります。
介護に関する困ったらおひとりで悩む前に居宅介護支援事業所を活用する事を強くおすすめします。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)