暑くなってくると特においしいビール!とはいえ、昨今外に飲みに出ることが難しいため、「おいしいビールをおうちで楽しみたい」と考えている人が多いのではないでしょうか。
そんな消費者の声を受けて、各社ビールのサブスクが始まっています。
しかし一口にビールのサブスクと言っても、サーバー、缶、瓶などその提供方法はさまざまです。
そこで、今回はサーバー、缶、瓶のサブスクについて、コスパや利点などをご紹介します。
目次
生ビールを楽しめるサーバー型
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現在、キリン、アサヒといった大手ビール会社が手掛けているビールサーバー付のサブスクはお店のような生ビールが家で楽しめるとあって非常に注目度が高くなっています。
しかし、キリン「ホームタップ」は月額8,250円/4Lから、アサヒ「ザ・ドラフターズ」は月額7,980円/4Lからで、生ビール1杯が330mlとすると1杯あたりそれぞれ680円、658円という金額です。
お店だと大体生ビール1杯600円前後ですので、外食よりも高くなっています。
サーバー付サブスクはサーバーのレンタル料や消耗品の代金などが含まれているので、どうしても1杯あたりで考えると高額になってしまいます。
もちろん、キリンはお店でも取り扱いがない限定のビールを楽しむことができるという点、アサヒは氷点下のビール「エキストラコールド」が楽しめるいう点などそれぞれ強みはありますが、コスパという点では正直イマイチです。
今や缶ビールのクオリティも上がっている上、缶に対応したビールサーバーも1万円程度で買えるため、よほどビールにこだわりがない限りサブスクにする必要はないのかもしれません。
缶のサブスク
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「ひらけ!よなよな月の生活」は、缶ビールのサブスクとして注目を集めています。
コンビニなどで人気のクラフトビール「よなよなエール」「インドの青鬼」などを手掛ける会社の定期宅配サービスで、同社のクラフトビール全8種(定番6種+期間限定2種)から好きなビールを選び、送料無料で毎月宅配してもらえます。
値段は本数によって異なり、契約本数が多いほど1本あたりの値段が安くなりますが、一番定額な年間144本(月12本)プランでも、1缶あたり276円とコンビニの「よなよなエール」とほぼ同じ値段です。
サブスクで選べる「インドの青鬼」や「東京ブラック」などは300円近くするので、高いものを選べば年間4,000円以上もお得です。
1年ごとの年間契約となるので初期出費が大きいのですが、1か月あたりにすると3,310円から始められるのでサーバーのサブスクと比べると半額以下です。
醸造所直送なので缶タイプに使えるサーバーも買えばお店級の1杯を楽しめます。
コンビニでクラフトビールを良く買うという方は、一緒におつまみも買ったり、「在庫があるうちに」と多めに買うことも多いと思います。
「ひらけよなよな月の生活」を始めればコンビニの無駄買い分も節約できる上、安く多彩なクラフトビールを楽しめるのでおすすめです。
地ビールサブスク「ビアフェスタ」
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旅先でしか楽しめないと思っていた地ビールが毎月自宅に届くサブスクが「ビアフェスタ」です。
最近はネットで地ビールを購入できることも増えましたが、多すぎて絞れないという人も多いと思います。
しかし、このビアフェスタなら月額3,600円で毎月厳選された地ビールが6本届き、気に入らなければ月額料金を全額返金してもらえます。
「ビアフェスタ」で取り扱われるビールは全て瓶で、値段も1本500~700円ほどなので金額的には必ずしもお得とは言い切れませんが、普段飲まないビールを返金保証付きで試すことができるという点では非常に便利なサービスだと思います。
契約期間が3か月更新とサブスクとしては珍しく短い設定なので、「ビールをよく飲む夏場だけ」「臨時収入が入ったから3か月だけ」といった感じで気軽にはじめられます。
自分のニーズに合わせて選ぶ
必ずしも「金額的にお得」とは言えないまでも、
・ 重いビールの送料
・ 返金保証
など普通にビールを買って飲むよりはお得な点も多くありました。
外に遊びに出かけられない今だからこそ、サブスクをうまく使い自宅でビールを楽しんでみてください。(執筆者:3人の子を育てる主婦ライター 岩崎 はるか)
【ライター岩崎はるかの「せんべろ(千円でベロベロ)」シリーズはこちら】