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夏休みこそ人間ドックへ。知らないともったいない費用補助とは

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夏休みこそ人間ドックへ。知らないともったいない費用補助とは
夏休みこそ人間ドックへ。知らないともったいない費用補助とは

「受けなきゃとは思っているけど……」と、人間ドックを先延ばしにしていませんか。お盆や夏休みは、まとまった時間を取りやすい受診の好機です。費用が気になりますが、健康保険や自治体の補助を使える場合があります。2026年度から広がった協会けんぽの制度も含め、負担を抑える方法を整理します。

人間ドックと健康診断の違い

まず、人間ドックと会社の健康診断は目的が異なります。会社の定期健康診断が労働安全衛生法に基づいて事業者に実施が義務づけられている基本的なチェックなのに対し、人間ドックは任意で受ける、より項目の多い検査です。がんや生活習慣病の芽を早めに見つけることを狙い、胃や大腸、脳などを詳しく調べられます。

そのぶん費用は自己負担が基本で、検査内容や受ける施設によって幅があります。全額を自分で払うと数万円になることも珍しくありません。ただ、この金額をそのまま払う必要のない方が多いのです。加入している健康保険や自治体の補助を使えるかどうかで、実際の負担は大きく変わります。

費用を抑える3つの補助ルート

気になるのが、どこに頼めば安くなるのかという点です。人間ドックの費用を抑えるルートは、大きく3つに分けて考えると整理しやすくなります。

1つ目は、会社勤めの方が入る健康保険です。中小企業なら協会けんぽ、大企業などで健康保険組合に加入している場合は、勤め先の健康保険組合が費用の一部を負担する制度を用意していることがあります。2つ目は、自営業やフリーランス、退職後の方が入る国民健康保険で、補助がある場合は住まいの市区町村が窓口です。3つ目として、加入中の民間の医療保険やクレジットカードの付帯サービスで、提携施設を割引価格で使える場合もあります。

出発点は、マイナポータルの資格情報画面や資格確認書、資格情報のお知らせなどで自分がどこに入っているかを確かめることです。加入先によって、使える制度も申込先も変わってきます。

2026年度から広がった協会けんぽの補助

協会けんぽに入っている方は、2026年度から補助が手厚くなった点に注目してください。もともと協会けんぽには生活習慣病予防健診があり、35歳から74歳の被保険者が受ける一般健診なら受診者の自己負担は最高でも5,500円に抑えられています。残りは協会けんぽが負担するため、全額を払うより大幅に安く済みます。

2026年度(令和8年度)からは、この生活習慣病予防健診に人間ドック健診が加わりました。同じく35歳から74歳の被保険者を対象に、協会けんぽが最高25,000円を補助します。より詳しい検査を、負担を抑えて受けられるようになったわけです。

将来にも触れておくと、これまで対象外だった被扶養者(家族)についても、2027年度(令和9年度)から対象に加わる予定です。今は本人だけでも、来年以降は家族で使える場面が増えていきそうです。

受診までの進め方と見落としやすい落とし穴

実際に受けるまでの流れは、どの補助でもおおむね共通しています。まず加入先を確認し、次に補助の対象施設や上限額、申込方法を調べます。そのうえで健診機関に予約を入れ、必要な申込書や受診券をそろえてから受診し、最後に窓口で自己負担分だけを支払う、という順番です。夏から秋は健診の予約が混み合うため、動くなら早めが安心です。

ここで見落としやすいのが、補助にはいくつか条件が付く点です。自治体の国民健康保険では、特定健康診査と同じ年度に人間ドックの補助を両方は使えないことがあり、補助は年度に1回までとする例も多く見られます。補助の対象になる健診機関があらかじめ指定されている場合や、受診前の申込が必要で、受けたあとでは申請できない場合もあります。申し込む前に、加入先の案内を一度確認しておくと安心です。

医療費控除で戻る場合と戻らない場合

費用を抑える話とあわせて、確定申告の医療費控除も気になるところです。国税庁は、人間ドックや健康診断の費用は原則として医療費控除の対象にならないとしています。病気の治療ではなく、健康状態を確かめる予防が目的だからです。

ただし例外があります。健診の結果、重大な疾病が見つかり、そのまま治療に進んだ場合には、その人間ドックの費用も医療費控除の対象に含められます。検査が治療の入り口になったとみなされるためです。個別の事実関係によって扱いが変わることもあるので、迷うときは申告の前に管轄の税務署へ確認しておくと確実です。

まずは保険資格の確認から

人間ドックは全額自己負担というイメージが先に立ちますが、実際には加入先の健康保険や住まいの自治体が費用の一部を支えてくれます。協会けんぽなら2026年度から人間ドック健診に最高25,000円の補助が加わり、国民健康保険では、市区町村ごとに助成の有無や条件が異なります。まずマイナポータルの資格情報画面や資格確認書、資格情報のお知らせなどで加入先を確かめ、使える補助と対象施設を調べることが、負担を抑える近道です。予約が混み合う前の今の時期に動いておけば、この夏の健診を無理なく受けられます。迷ったら、加入先の窓口へ相談してみてください。

《編集部》
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