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「見てよこの値段!」富士山頂のコーラ投稿が3800万表示 本人説明では600円、山のお金の実際を調べた

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「見てよこの値段!」富士山頂のコーラ投稿が3800万表示 本人説明では600円、山のお金の実際を調べた
「見てよこの値段!」富士山頂のコーラ投稿が3800万表示 本人説明では600円、山のお金の実際を調べた

標高3,776メートルの富士山頂で、コーラを買おうとした写真がXで広がりました。投稿したおしょう(@oshoh_kamonegi)さんの「信じられる?」の一言に、表示は3800万回を超えました。ただ画像では肝心の値段が読み取りにくく、見えないという指摘も出ました。その後、投稿者本人が「コーラは600円」と説明したとされています。開山期間中の富士登山にいくらかかるのかを調べました。

一枚の写真が3800万表示、コメントは3000件超に

きっかけは、富士山の山頂で撮られたという自動販売機の一枚でした。おしょうさんは写真にこう書き添えています。

「こんなにするの??見てよこの値段!」

短い一文と写真はまたたく間に広がり、いいねは4万を超え、コメント欄には3000件を上回る声が並びました。「物価高もここまできたか…」と受け止める人がいる一方で、「ラムー弁当3つ分」と身近な買い物に置き換えてみせる人もいて、反応はさまざまです。山の上の値段という誰もが一度は気になるテーマだからこそ、これだけ多くの人の目に触れたのでしょう。

山の上の飲み物が高くなりやすいわけ

「見てよこの値段!」富士山頂のコーラ投稿が3800万表示 本人説明では600円、山のお金の実際を調べた

では、山頂の飲み物はなぜ平地より高くなりやすいのでしょうか。富士山では、山小屋で売る水や食料の多くが、登山口からブルドーザーなどで運ばれます。荷を積んだブルドーザーなどで山の上へと運び上げていくため、平地とは違う輸送の手間がかかります。

人が背負って荷を揚げていた時代から機械による輸送に切り替わって久しいものの、標高3,776メートルまで燃料と人手をかけて運ぶ負担は、平地の店とは比べものになりません。山の上で売られる品の値段には、この輸送の手間が上乗せされていきます。飲み物一本の価格差の背景には、こうした事情があります。

写真だけでは読み取りにくく、本人は600円と説明したとされる

今回の投稿で多くの人が引っかかったのは、肝心の値段が写真から読み取りにくかった点です。コメントでも「値段がみえないからわかりません」と冷静に指摘する声が出ていました。その後、投稿者本人はコーラの価格について「600円」と説明したとされています。

ただし、山小屋や自動販売機の飲料価格は各事業者が決めるもので、公的に一律の定価が公表されているわけではありません。そのため山頂の一本が常にいくらかを、ひとつの数字で言い切ることはできません。

言えるのは、山の上の飲み物が平地より高くなりやすいこと自体は、前の章でみた輸送の事情から説明がつくということです。コメントには「800円以下なら、まぁあるある」と、山では驚く水準ではないと受け止める登山者もいました。高いと感じるか妥当と感じるかは、その人が山の相場をどれだけ知っているかによっても分かれるようです。

飲み物代の前に、富士登山でかかる決まったお金

物価の話から一歩進めて、富士登山そのものにかかるお金を公的な制度で確認しておきましょう。2025年の夏から、山梨県側の吉田ルートと静岡県側の3ルート(富士宮・須走・御殿場)のすべてで、1人1回あたり4,000円の入山料(山梨県側は通行料)を支払う仕組みになりました。任意だった従来の協力金と違い、支払いが求められるもので、登山道の整備や安全対策、環境保全などに充てられます。この4,000円は2026年の開山期も同額で実施されました。なお、2026年の開山期間は9月10日で終了しており、開山期間以外は山頂への登山道はすべて通行止めです。

トイレも無料ではありません。富士山の公衆トイレは1回あたりおおむね100円から300円程度の協力金で維持されており、公式の案内では100円玉の用意がすすめられています。山の厳しい環境でトイレを保つための費用で、小銭を持たずに登ると困る場面が出てきます。

「見てよこの値段!」富士山頂のコーラ投稿が3800万表示 本人説明では600円、山のお金の実際を調べた

2026年開山期の数字を並べてみると、飲み物一本の値段を気にする前に、対象ルートから登る段階で一定のお金がかかることが分かります。

山の値段に驚く前に、自分の登山費を見積もる

一枚の写真から広がった今回の話題は、山の上のものは高いのかという素朴な疑問を、多くの人に投げかけました。ただ写真だけでは値段まで読み取りにくく、600円という価格への受け止め方も人それぞれだったことは、コメントの割れ方がよく表しています。

はっきりしているのは、開山期間中に富士山へ登る場合は飲み物代の前に、入山料4,000円やトイレの協力金といった決まったお金がかかるということです。金額を知っておけば、当日に小銭が足りずあわてることも減らせます。山頂の値段に驚く前に、まず自分の登山にかかるお金を見積もっておくと、余計な出費や不安を抑えやすくなります。

《編集部》
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執筆者: 編集部 編集部

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