
秋の連休に、夜のうちに車で出かけようと考える方もいるでしょう。頼りにしたいのが高速道路の深夜割引ですが、割引の時間帯を22時から翌5時へ広げる見直しは延期が続き、まだ始まっていません。今の割引が使える条件と、休日割引と重なったときの扱いを解説します。
秋の連休に夜のうちに実家へ向かう40代の会社員
「夜に走れば、深夜割引で高速代も抑えられるはず」。40代の会社員の男性は、連休に家族と車で実家へ向かう計画を立てていました。ただ、深夜割引の時間帯が広がるという見直しのニュースを見た覚えがあり、何時に出ればよいのか迷っています。
今の深夜割引は0時~4時に少しでも走れば対象
対象はETC車の全車種です。NEXCO3社が管理する高速自動車国道と一般有料道路(一部を除く)を0時~4時の間に少しでも走っていれば、入口から出口までの全走行の料金が約30%割引になります。走行距離や曜日、回数の制限はなく、0時~4時に掛かったかどうかは入口または出口の料金所を通過した時刻で判定されます。
前提は、入口の料金所をETC無線通信で通ることです。車載器が無い・故障しているときは時間帯割引が適用されず、ETCカードは進入から退出まで挿したままにするよう求められています。0時を待つ時間調整は、出発の時刻をずらすか休憩施設で行うよう案内されています。
22時から広げる見直しは、延期が続いて開始日が決まっていない
見直しは2023年1月20日に国土交通省とNEXCO3社が示した方針で、割引の時間帯を22時から翌5時に広げ、その時間帯の走行分だけを割り引くものです。開始は2024年12月25日に2025年7月頃へ延ばされ、2025年4月6日のETCシステム障害を経て、2025年10月29日には2026年度以降とされました。最新の2026年3月3日の告知でも、運用開始時期は改めて知らせるとしています。
見直し後の細目には、激変緩和措置として22時台に料金所を出ると割引が約20%になる、割引の対象となる距離に上限を設ける、後日還元のためETCマイレージサービスへの事前登録が要る、といったものがあります。
休日割引は軽自動車と普通車だけで、深夜割引とは重ならない
合わせて見たいのが休日割引です。対象は軽自動車等と普通車で、土日祝日の地方部区間が割引になり、大都市部区間は対象外です。3連休などは土日祝日でも適用されないため、男性の連休が3連休なら使えません。

適用されない日は、NEXCO各社の2026年度の休日割引適用日の案内で確かめられます。
出発前に確かめたいのは料金所を通る時刻とETCカード
深夜割引を使うなら、出発と到着の予定から0時~4時に掛かるかを確かめ、ETCカードが挿さっているかを見ておきましょう。見直しはまだ始まっていません。休日割引は適用日の案内で日付を見て、両方に当てはまれば大きいほうになると覚えておくと安心です。


