通帳を眺めるだけで、脳が気持ちよくなる
自動で貯まる仕組みをつくったら、もうこわいものはありません。
放っておけば、勝手に貯まっていくからです。
たとえ、残りのお金でどんなに浪費をしても、「貯まる口座」はせっせとお金を貯め続けてくれるのです。
ここでもう1つ、さらにお金が貯まる習慣をご紹介します。
それは、
というものです。
なぜ、こんなことでさらに貯まるのか。
それは、増えていく一方の通帳残高を眺めるだけで、脳が快感を覚えるからなんです。

脳は気持ちいいことが大好きです。
ですので、さらに気持ちや気分がよくなることを要求してきます。
それまでお金が貯まらなかった人が突然貯まるようになると、ちょっとうれしくなってくるでしょう。
すると、脳はもっと残高の数字を増やすようにと指令を出してきます。
そうなると、だんだん無駄遣いをしない脳になっていくのです。
実際、それは毎日の消費行動に反映されていきます。
毎日なにげなくしていた無駄遣いが、自然と減っていきます。
会社帰りに立ち寄るコンビニで、つい買ってしまっていたスイーツやジュース。
時間があるときにふらっと立ち寄っていたコーヒーショップでの一杯など。
通帳を眺める習慣によって、その一杯が我慢できれば、貯金はさらにふえていくという意識が働きます。
その結果、こうした無駄遣いが解消されていくのです。
「眺めるだけ貯金」でスピードアップ

これって、どこかで聞いたことのある方法だと思いませんか。
この間見ていたあるテレビ番組で、簡単にダイエットできる方法が紹介されていました。
そのやり方は、ただ体重計に乗って、体重計に表示される数字を眺めるだけというものでした。
そんな簡単なことでやせられるなんて信じられませんが、それを毎日やるだけで、10kg以上やせた人がたくさんいるというのです。
そうです、この方法はそのダイエット法と同じで、「眺めるだけ貯金」なのです。
こんなに楽に貯まる方法はほかにはないでしょう。
しかし、最近では、通帳を使っていない人がたくさんいます。
どこにあるかさえわからない人も多いでしょう。
その場合、スマホやパソコン上で見られる口座明細を眺めるだけでもOKです。
また、ATMで残高照会する際に出てくる明細書の残高を眺めてもいいでしょう。
ボクサーは減量時に1日6回も体重計に乗ると聞きます。
そこまでやる必要はありませんが、これを月に1回、できれば週に1回はやってみましょう。
増えていく貯金額を眺めれば眺めるほど、それだけでどんどん貯まる脳になっていくのです。