節約や貯金は人気のあるトピックです。でも、そもそも、何のために節約・貯金をするのか、考えていますか?
ただ「節約しなきゃ」、「貯金しなきゃ」という思考にとらわれている人ほど、節約も貯金もうまくいかない可能性が高いものです。
目次
節約・貯金はあくまでも「手段」
安い食材を買ったり、毎月せっせと貯金すること。それ自体が目的になってしまっていませんか? 本来、節約も貯金も、ただの「手段」です。
本来の目的があって、その目的を達成するために節約をしたり、貯金をしたりするわけですね。
ところが、実際には「節約しないと」、「貯金が貯まらない」と、いつのまにか手段であるはずの節約・貯金が、目的化してしまっている人も多いんです。
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節約・貯金を目的化することの問題
節約・貯金が目的になってしまうと、お金の使い方を失敗してしまったり、もしくは暮らしへの満足度が下がってしまったりします。
たとえば、とにかく支出を減らすために服を買わない。毛玉だらけになったり色褪せしてボロボロになっても、「まだ着られるから」と買い替えない。いくらお金が貯まったとしても、そんな暮らしは幸せでしょうか?
また、家電の買い替えなど、どうしても必要な支出があるときにも、お金を使うことに罪悪感を持ってしまうようにもなります。
必要なものを買うのですから罪悪感を持つ必要はありませんし、せっかくお金を使うなら、もっとポジティブな気持ちで使いたいですよね。
でも、節約や貯金自体が目的化してしまうと、このように徐々にお金との向き合い方がズレてきてしまうのです。
節約・貯金をする目的を思い出そう
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あなたは何のために節約をして、何のために貯金をしているのですか?
人それぞれ、何か本来の目的があるはずです。
「家を買いたい」、「毎年海外旅行に行きたい」など、本来の目的を思い出しましょう。節約や貯金をする目的はいろいろあると思いますが、わたしはこのように考えています。
無駄遣いをして貯金をしていなかったことで、本当に自分にとって必要なモノが買えない、というのは嫌ですよね。普段少し切り詰めて生活していたとしても、「ここぞ」というときにお金を使えた方が幸せです。
節約も貯金も、「ただお金を使わないようにすること」ではありません。自分が本当に欲しいものを買うために、お金を無駄にしないように貯めておくのです。
節約や貯金そのものにとらわれてしまうと、お金を使うこと自体にもポジティブな感情が持てなくなります。節約も貯金も、本来の目的を果たすための1つの手段に過ぎません。
本来の目的を思い出し、有意義なお金の使い方をしていきたいものですね。(執筆者:吉見 夏実)