新しい年の始まりに貯金の目標額を決める方は多いと思います。
「〇〇円ためる」と具体的に決めると気持ちが引き締まりますよね。
ところが、生活をしていくなかでは必要な買い物があるもので、それが貯金を邪魔します。
とくに、一年のうちに一度や二度はある家電や家具など高額の物の買いかえ・買い足しは、見通しを立ててないとあせります。
そのため、まずはこれから一年で買いたいものをすべてリストアップして見通しを立てておくことをおすすめします。
あらかじめ、いくらの予算がいるのか・いつ買えばお得なのかなど「買い物計画」を立てるのです。
目指すのは、
という両立です。
目次
まずは思いつくままリストアップ
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高額のものはもちろん、洋服や小物など頭の中でなんとなく欲しいと思っているものをすべて買い物リストにしてみましょう。
このとき、色やデザイン・機能など具体的にイメージできるものほど必要性が高く欲しい思いが強いということが見えてきます。
必要な時期と優先順位にならべる
たとえば買いたいものがセレモニースーツなら3月まで、エアコンなら6月までなど、購入する期限があるものを確認します。
また、こわれていたり不足していたりと「今、困っているもの」も優先順位が高くなるでしょう。
逆に、いつまでという期限がないものは欲しい順番にならべます。
食器や布団カバーの買いかえなど数千円のものでも、家族分を一度に買うと月の支出が突出するので見積もっておくとよいです。
買い物リストに予算を振り分ける
必ず買わないといけないものには予算を立てます。
毎月の生活費や、特別支出のために積み立てているお金から出せれば問題はありませんね。
ですが、むずかしい場合はどこから予算を出すか決めておきましょう。
ボーナスがある場合はそこから、毎月先取り貯金をしている場合はやむなくその月の貯金を減らすことになるかもしれません。
あるいは、単発アルバイトや不用品を売るなどして臨時収入を得ることも視野に入れてみましょう。
ハンドメイド品販売やクラウドソーシング、フリマやオークションなど、ネットで誰でも稼ぐことができる時代。
食費など生活費を削ることばかりではなく「稼いで捻出する」という柔軟な発想も大切です。
買い物の予算をきちんと取っておくことが「貯金したつもりなのにいつのまにか取り崩していてたまってない」という事態を防ぎます。
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おトクに買えるように計画する
無印良品とユニクロは、どちらも低価格で高品質な商品が豊富。
一度ファンになると消耗品の買い換えや定番品の買い足しでリピーターが多い人気ショップです。
そんな無印・ユニクロのようにセールのパターンが決まっているショップでは、必要になってからあわてて買わなくてすむように、おトクな時期を確認しておきましょう。
無印良品は年に5回(それぞれ春分の日・ゴールデンウィーク・父の日・体育の日・勤労感謝の日前後)の良品週間ならメンバーは10%オフ。
ユニクロなら5月と11月の創業祭がセールに当たりますが、それ以外でも各週末そのシーズンすぐに使える商品が期間限定価格でチラシに登場します。
エアリズムやヒートテックはもちろん、ものによっては1,000円以上安くなりますので、タイミングを合わせて買うだけでかなり違います。
また、楽天市場も買う日をちょっと意識するだけでポイントのたまり方が倍増します。
とりあえずお気に入りリストに保存しておいて、3月・6月・9月・12月のスーパーセール、またはそれ以外の月に開催されるお買い物マラソンの時にまとめ買いをしてポイントをたくさんゲットしましょう。
その特典ポイントが付与されたときに、次の買い物をするようリレーしていけばムダなくポイントが使えておトクです。
このように、自分がよく利用するショップのセール時期や、そのショップが入ったビルの割引デーなどを把握して、買うならいつがおトクなのか確認する習慣づけをしましょう。
買い物リストをつくるメリット
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買いたいものをリストアップすることは、買い物好きな方にとってはきっと楽しい作業。
たくさんリストアップすると、
「こんなに買ったらまた物が増える!」
などの気づきがあり、全部は買わなくていいかなと思えてくるから不思議です。
たくさんリストアップしても購入時期や優先順位をしっかり考えておくので、むしろ衝動買いは減ります。
そのうえ、優先順位の低かったものは時間をおけばやっぱりいらないと思えることも。
買いたいものを考えたり書き出したりする時間が買い物欲を満たしてくれ、さらに購入したときの満足感も高くなるという効果もあります。
貯金をしたいのに、買わなくてはいけないものや欲しいものがたくさんある。そのジレンマで悩んでいる方は多いと思います。
でも、計画を守って買い物をすれば予算オーバーすることもなく貯金もできる。そんなメリットが買い物リストにはあるのです。
「いろいろと買わなきゃいけなかったから貯金ができなかった」と毎年思っている方、今年は買い物リストをつくってみてはいかがでしょうか?(執筆者:野原 あき)