子どもたちが毎年楽しみにしているお年玉。
親族にはどのくらいの額をあげればいいのか、また子どもがもらったお年玉はどう管理するべきか、悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お年玉の相場と活用法について紹介します。
目次
最近のお年玉の相場はどのくらい?
2018年1月にバンダイが行った「小中学生のお年玉に関する意識調査」を参考に、最近のお年玉事情をチェックしてみます。
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これによると、小学生のお年玉の平均金額は2万1,382円、中学生の平均金額は3万507円で、もらった封数は平均5.0封となっています。
2017年8月に学研総合研究所が行った調査も見てみましょう。
こちらの調査では、幼児のお年玉の平均金額は1万5,023円、小学生が1万9,386円です。
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さらに、2017年12月に日本生命保険相互会社が行ったアンケート調査も参考にしてみましょう。
「お年玉はいくらが適当だと思うか」という問いに対して、小学生の平均は4,300円、中学生の平均は4,900円、高校生の平均は7,300円となっていました。
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以上の調査を元に、お年玉の相場を考えてみました。
小学1~3年生:2,000~5,000円
小学4~6年生:3,000~5,000円
中学生:5,000円前後
高校生:5,000~1万円
こちらを参考に、地域や家庭の風習も鑑みながら金額を決めてみてはいかがでしょうか。
筆者は1歳年齢が上がるごとにお年玉を500円アップしています
ちなみに筆者は、3歳になった年に500円を渡し、そこから毎年500円ずつ増やしてお年玉を渡しています。
6歳:2,000円
9歳:3,500円
12歳:5,000円
おおむね相場通りですし、このルールなら「何歳からいくらアップすればいいのか」と悩まずに済みます。
お年玉の使い道は?
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親族からもらったお年玉を合計すると、数万円を一気に手にする子どもも少なくありません。
大きな額ですから、特に子どもが小さいうちは、親が管理しているご家庭も多いようです。
お年玉の管理法としては、次のような方法があります。
全額親が管理する
子どもが未就学児の間は、全額親が管理して貯蓄しているというご家庭が主流のようです。
親の懐にしまいこんでしまっても気づかれない年齢ではありますが、大きくなったときに
と聞かれる可能性はおおいにあります。
生活費になってなんとなく使ってしまわないよう、子ども名義の銀行口座を作って預けておくのがおすすめです。
毎年いただくお年玉をしっかりと貯めておけば、将来学費などでお金が必要になったときにも助けになるでしょう。
筆者は子どもが幼稚園のころ、一緒に銀行の窓口やATMに行って入金をしていました。
幼いなりに「自分のお金は銀行が預かっている」ということを実感できます。
一部を子どもに渡して、残りは親が管理する
子どもが小学校に上がるころになると、もらったお金を自分で使いたいという気持ちが出てきます。
そのため、「もらったお年玉の1割」や「学年×1,000円」などを目安に子どもに渡し、残りは親が管理するという方法をとるご家庭が多いようです。
わが家も小学校低学年の長女には、「学年×1,000円」分のお金を渡しています。
最初はお小遣い帳をつけさせたり、何に使うかを申告させたりした方が良いのかとも思いましたが、あえてこちらからは何も言わず、自由に使ってもらうことにしました。
また筆者の家では、貯蓄分の一部を資産運用に回しています。
paypay証券というスマホ証券なら、子どもも知っている企業の株が1,000円から購入できるので、子どもと相談しながら銘柄を選んでいます。
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子どもに資産運用について学ばせたい方におすすめです。
全額子どもに渡す
子どもが小学校高学年~中学生になると、全額子どもに渡すというご家庭も増えてきます。
筆者も小学校高学年のころには、親から自分の通帳を渡されていました。
失敗はしながらも、「大金だから慎重に使おう」という意識は持っていたように思います。
子どもの性格を見極めつつ、「一気に散財する」、「友人と貸し借りをする」といった心配がなさそうなら、お金を管理する勉強として、全額渡しても良いかもしれません。
他にも「もらったお年玉を12で割って、その年のお小遣いとして毎月渡す」という方法をとっている方もいるようです。
これなら一度に大きな金額を渡す必要もないですし、家計も助かりますね。
お年玉を上手に活用しよう
お年玉を全て貯蓄して未来のお金に備えるのも1つの手ですが、「臨時収入」であるお年玉は、マネー教育をするのにぴったりです。
されますが、お年玉の一部あるいは全部を使って、
のはいかがでしょうか。
お年玉の使い道として「失敗した」、「うまくいった」という実体験は、目には見えない大きな財産になります。
お年玉を上手に活用して、子どものマネー教育に役立ててみてくださいね。(執筆者:AFP、2級FP技能士 青海 光)
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