多少リスクを取っても良いから「不労所得」が欲しい、かといって、大きすぎる金額は手が出ない。
誰しも、このようなことを思ったことがあるでしょう。
私も同じです。
不足する年金2,000万円問題が騒がれていますが、筆者はコツコツと海外ETFで不労所得を積み上げている最中です。
昔に比べると、海外ETFがかなり使いやすくなりました。
少額から始めるにも最適な投資です。
筆者が保有している銘柄を含めながら、海外ETFを使った「不労所得」の得方を紹介していきます。
目次
配当や分配金はホンモノの不労所得
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不労所得というと不動産での家賃収入を思う人が多いかも知れません。
または駐車場を貸し出すなどですね。
これらは立派な不労所得といえますが、引っ越しなどがあると空き部屋を埋めるなど、物件の管理が多少なりとも必要です。
それに比べて株式や債券は、一度買えば価格変動のリスクはありますが、本当に何もしなくても配当や利子が入ってくる「ホンモノの不労所得」といえるもの。
とくに株式は顕著で、株主はただ保有をしているだけで、社員が日々がんばって売り上げを伸ばし、会社から出た利益から配当や株式の値上がり益を享受します。
ただし1社だけだと倒産リスクや値動きが激しいため、筆者は数百銘柄に分散される海外ETFを保有しています。
では実際に保有している海外ETFを見ながら、必要金額や配当利回りを確認していきましょう。
どのくらいの金額を保有すれば分配金がもらえるのか
筆者が保有している銘柄だと、1万円ほどから購入することが可能です。
分配金の利回りは約2.5%前後なので課税後は年200円ほどになります。
これを低いとみるか、銀行の金利より魅力と感じるかは人それぞれでしょう。
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画像は筆者が保有している海外ETFです。
株価や為替で変動しますが、現在だと53万円くらいになりますね。
※海外ETFは1株単位で買えるので、1万円あれば金額は少なくとも分配金をもらうことができます。手数料も安くなりました。
大きな変動がなければ、年間1万円くらいをイメージしています。
買っているのは米国トータル債券ETFのBNDと米国高配当株式ETFのVYMという銘柄。
参考:バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)/バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
BNDは毎月分配で安定した分配金が魅力。
VYMは高配当企業400社に分散投資しているので株価の値上がり+分配金が年4回あります。
(日本株は年2回が多いですが、アメリカは年4回が多い)
2019年8月28日時点での配当利回りはBNDが2.73%、VYMが2.96%となっています。
情報元:Bloomberg BND:USチャート/Bloomberg VYM:USチャート
また、毎月分配といっても、昔にあったタコ足配当のようなことはありません。
ETFの仕組み上、分配金は実際に発生した利子や配当からしか出せないようになっています。
BNDの場合は米国債の利子分、VYMは配当が原資になるというわけです。
参考までに分配金の明細を見てみましょう。
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海外ETFですので、ドルでの支払になります。
配当は証券会社が自動的に課税もしてくれるので、確定申告等の手間がないのも魅力ですね。
2019年8月は3.91ドルで、日本円に換算すると約400円。
年間で4,800~5,000円くらいになるでしょう。
BNDは現在26万円分を保有しているので、年利回りは約2%(課税後)です。
VYMも同じくらいの分配金が期待できますね。
こういった数字やアルファベットを見ていても、実感がつかめないと思いますので、購入画面等でのやり取りをみてみましょう。
意外と簡単!海外ETFを買ってみよう
海外ETFというとドルで売買するため「難しそう」「面倒くさい」と思う人が多いかもしれませんね。
しかし、実際にやってみれば意外と簡単なことが分かります。
参考として、筆者が使っている楽天証券での取引を画像で紹介していきますね。
まずはログインをして、赤枠の海外株式にカーソルを合わせて米国株式をクリックします。
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すると米国株式の検索窓が出てきますので、好きな銘柄名かティッカーコードを入力します。
※米国株は日本のように1306(TOPIX)といった番号管理ではなく、アルファベットで管理されています。ティッカーシンボルとも言われます。
今回は高配当株式のVYMを入力しました。
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銘柄画面になったら赤枠内の「買い」をクリックします。
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買いたい株数を入力して「確認」をクリックします。
海外ETFは日本円で買うこともできますし、ドルで買うこともできます。
日本の株を買うのと同じですね。
日本株のように単元といった考えもありません。
1株から買えるので少額から始めやすいというメリットも。
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最後に取引暗証番号を入力して「注文」をクリックすれば完了です。
画像で見ると、想像より簡単な気がしませんか?
海外ETFは少額スタートがおすすめ
今回、記事で紹介したVYM、BNDという銘柄以外にも、日本で人気のVT(全世界株式)も買うことができます。
気になる方はぜひ、いろいろな銘柄を調べてみてください。
日本では買えないような銘柄がたくさんありますよ。
海外ETFは、まず少額から始めてみて、自分に合うかどうかを見極めることが良いでしょう。
もちろん投資にはリスクがつきまといますが、不足するであろう年金対策として参考になれば幸いです。(執筆者:松崎 正義)