現代社会においては通信機器の多様化やインターネットの普及が著しく、家庭内でも家族それぞれのスマホ、携帯電話、インターネット代などの通信費が膨れ上がっています。
通信費は固定費ですから節約できれば、長期的には私立大学1年在学できる額(約160万円)を捻出することも可能です。
格安SIMの活用で通信費(主にスマホ代)を削減し、長期的な家計の節約につなげましょう!
目次
「固定費削減」の重要性
節約するなら、まずは固定費からです。
固定費削減の重要性を説明します。
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わが家では2004年から家計簿をつけています。
2004年の通信費
固定電話代 → 年間約4万5,000円(月額2,500円~6,000円)
携帯電話代 → 年間約4万6,000円(月額3,000円~4,000円)
年間合計 → 約9万1,000円
2019年の通信費
固定電話代(インターネット回線含む) → 年間約7万4,000円(月額5,800円~6,700円)
携帯電話(スマホ)代 → 年間約20万4,000円(月額約1万7,000円)
年間合計 → 約27万8,000円
私がガラケー、下の子がキッズ携帯で、スマホ契約は夫と上の子の2台だけに関わらず、通信費は15年間で3倍(年約9万円 → 年約28万円)になりました。
2004年から2019年までの15年間で通信費は実に約3倍も負担増!
確かにこの間、家族が2人から4人になり、親だけでなく子供たちもキッズ携帯やスマホを持つようになりました。
今後は携帯電話(スマホ)代が高く(子供2人と私もスマホ、家族4人でスマホになる予定)なる見込みです。
通信費は5倍(年約45万円)くらいになってしまうのでしょうか?
通信費が現在の半分(約28万円 → 年約14万円)に削減できれば、今後、子供の教育費と夫婦の老後にゆとりを持たせられます。
通信費の削減でできること
通信費を削減するには何をすればいいのでしょうか?
ひと昔前のように「スマホは持たない、インターネットは使わない。固定電話だけ使う。」というのは現実的ではありません。
現代社会では、
・ 仕事
・ 学習
・ 連絡
・ 個人的なコミュニケーション
・ 情報収集
などで通信機器を使うので、LINEなどのアプリやメールができるネット回線は生活に欠かせません。
思い切って
・ 固定電話をなくし年約7万円節約
・ 3万円くらいのポケットWi-Fiを購入し、スマホのモバイル回線はめったに使わない
なども考えますが、固定電話が自宅にあることは信用につながるし、安いポケットWi-Fiは使えるギガ(GB)数が少なく不便なので、長く続けるには名案ではありません。
固定電話、スマホや携帯電話、ネット回線も維持しながら通信費を削減していく必要があります。
それには家をWi-Fi接続にし、自宅でスマホを使用時の電波はWi-Fiを使い、スマホの料金プランを見直しするのが王道なのか…と考えます。
具体的には、
・安いスマホ端末を買う
それが利便性や信用を損なわずに通信費を節約する方法ではないかと考えました。
10年「固定費」を削減した効果
通信費は固定費です。
もし通信費が半分(年約14万円)になれば、10年で140万円もの節約になります。
文部科学省による「平成30年学習費調査」において、公立中学3年間の学習費平均(塾代など含む)が約146万円、公立高校3年間の学習費平均(塾代など含む)が約137万円で、10年で節約した140万円は子供1人分の3年間の教育費に匹敵する額です。
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格安SIMってなに?
通信費の節約に大きな役割を果たす「格安SIM」とはどんなものなのでしょう?
筆者も自分の家計の節約につながるので熱心に調べてみました。
格安SIMとは、小さいICカード「SIMカード」を使った低価格なインターネット・通話サービスです。
SIMカードとは、スマホ、タブレットなどの中に入っている小さいICカードで、LTE・3G等のモバイル回線でインターネットや電話をするには、このSIMカードが必要です。
大手携帯電話会社のドコモ、KDDI、ソフトバンクのスマホ等にもこのSIMカードが入っています。
大手以外の他の企業も、SIMカードを使ったインターネットや通話のサービスを提供していて、大手よりも安くインターネットや音声通話機能が利用できるため、「格安SIM」と呼ばれています。
「格安SIM」のメリット
・ 月額料金が大手より安い
・ インターネット・通話回線は大手携帯電話会社から借りているため、大手と同じエリアで利用できる
・ 電話番号は大手のときのまま、同じ番号を利用できる
「格安SIM」のデメリット
・ 大手携帯電話会社のメールアドレスを利用できなくなる
・ 初期設定を自分でする必要がある
・ 店舗数が少ないので、相談・サポートが電話やメール中心になる
格安SIMを選ぶポイント
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格安SIMについて調べてみて、メリットデメリットを確認してみて、自分に合ったものは何か考えてみました。
いろいろな会社で格安SIMが出ているようですが、どんなところがあるのでしょう?
これまでの筆者の通信事情
筆者は今までガラケーとWi-Fi対応のiPad miniを使っていました。
ガラケー(3G対応)は端末代を払い終わり、毎月2,500円ほどの負担で済んでいます。
iPad miniを使うような要件で出歩くときにポケットWi-Fiを短期で借りていました。
新聞などはスマホより見やすいのですが、出歩くときの荷物が多いのが難点でした。
ガラケーの3G対応は、近年中になくなるということで、スマホへの乗り換えを考えました。
筆者のスマホを選ぶポイント
「SNSが遠慮なくつかえて、ネット検索がサクサクでき新聞が読めること」
「なるべく今のガラケーの負担と同じか、それ以下」
複数社の格安SIMを比較
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今までの大手キャリアでも検討したのですが、やはり、月額5,000円かかります。
格安スマホをいくつか調べてみました。
ワイモバイル
4GB(1年経過後は3GB)で通話込み月額1,480円(新規割、おうち割ひかりセット適用時、指定オプション要)ですが、6か月超えるとスマホベーシックプランSは月額2,180円に上がります。
13GB(1年経過後は10GB)で通話込み月額2,480円(新規割、おうち割ひかりセット適用時、指定オプション要)ですが、6か月過ぎるとスマホベーシックプランMは月額3,180円に上がります。
17GBで通話込み月額3,480円(1年経過後は14GB)、6か月過ぎるとスマホベーシックプランLは月額4,180円になります。
スマホ端末はiPhone、タブレット、アンドロイドから選べて、ポケットWi-Fiも種類が多いです。
種変更手数料0円も魅力です。
電気代との割引も行っているようです。
魅力的なのですが、割引を受けるための条件が複雑に感じられ、提示の月額も期間限定のようで、料金プランを理解するのに時間がかかるように思いました。
LINEモバイル
筆者も良く使う「LINE」で出している格安スマホの「LINEモバイル」です。
月3GB使えるスマホの場合、月額1,480円(音声通話あり、割引無し)、音声通話無しデータのみのプランを選べば月額980円です。
月6GB使えるスマホで、月額2,200円(音声通話あり、割引無し)/月額1,700円(音声通話無しデータのみ)
月12GB使えるスマホで、月額3,200円(音声通話あり、割引無し)/月額2,200円(音声通話無しデータのみ)
LINE独特のサービスとして「SNSデータフリー +月額280円」があります。
「LINE、Facebook、ツイッター使い放題でギガ数に含まない」というのは、LINEやFacebookは使うことが多いので筆者には魅力です。
データ通信量を家族や友達と分け合うことができます。
料金プランがとてもシンプルで迷うことがなさそうです。
端末も、iPhone、タブレット、アンドロイド、ポケットWi-Fi、いろいろ選べます。
契約やサポートも近くの家電量販店でも受けられそうです。
イオンモバイル
買い物でおなじみの「イオンモバイル」も調べてみました。
月4GB使えるスマホの場合、月額1,580円(音声通話あり)/月額980円 (音声通話無しデータのみ)
月8GB使えるスマホで、月額2,680円(音声通話あり)/月額1,980 円(音声通話無しデータのみ)
月12GB使えるスマホで、月額3,280円(音声通話あり、割引無し)/月額2,680円(音声通話無しデータのみ)
端末は、アンドロイド、ポケットWi-Fi、かなり種類がありますが、iPhoneがありませんでした。
※各社の料金プランは筆者調査。2020年7月5日時点
比較すると、自分の条件にあう格安SIMが見えてきます
格安SIMを選ぶポイントは
・ 希望する使い方ができるか
・ 月額料金
・ サポート
の3点です。
比較した格安スマホの中で、LINEモバイルは、
・ 3GBで足りるので安い
・ SNS使い放題
・ iPhoneが使える
・ サポートも近場で受けられそう
と、筆者の条件にぴったりで、気持ちはLINEモバイルに傾いてきました。
大手キャリアから格安SIMに切り替えると、これだけ節約できる
大手キャリアを使っていた場合、格安SIM(格安スマホ)に切り替えると、どのくらい安くなるか計算してみました。
最近安くなった(実は筆者が使っている)auとLINEモバイルで比べてみたところ…
【月3GB使えるスマホの場合】
auだと安くなったとは言え月額5,280円(音声通話あり、割引無しの場合)ですが、LINEモバイルなら月額1,480円(音声通話あり、割引無し)、音声通話無しデータのみのプランを選べば月額980円です。
大手からの乗り換えだと音声通話ありを選ぶので、auとLINEモバイルの差額は月額3,800円です。
【月6GB使うスマホの場合】
auは月額6,780円(割引無しの場合)ですが、LINEモバイルなら月6GBまで使えて月額2,200円(音声通話あり、割引無し)、音声通話無しデータのみスマホなら月額1,700円です。
auとLINEモバイルの差額は月額4,580円です。
家族4人がauからLINEモバイル(3GB)に乗り換えた場合
【au】
月4,280円(家族割り1,000円を差し引くため)× 4人=月額1万7,120円
【LINEモバイル】
月1,480円(音声通話あり 割引無し)× 4人=月額5,920円
節約額
年間:13万4,400円
10年間:134万4,400円
格安SIM活用術
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これだけ節約できるなら、やっぱり格安SIMって、通信費削減の必須アイテムではないでしょうか?
筆者もLINEモバイルに切り替え、本気モードになりました。
購入したスマホに格安SIMを入れ、必要な情報を入れれば格安スマホの契約ができるそうです。
月3GBの格安スマホでは、通話をLINEアプリやFacebookなどを使えばデータのみのスマホ(月額980円)でも実質通話ができます。
データのみスマホ(月額980円)を選んだ場合、LINEモバイルはau(月額5,280円)より月額4,300円も安いのです。
6GBならLINEモバイルのデータのみスマホ(月額1,700円)とau(月額6,780円)との差額は月額5,080円です。
それに格安SIMの活用は、格安スマホばかりではありません。
格安SIMでポケットWi-Fiを使えます。
いろいろな格安SIMを取り扱っている会社で、安い値段でポケットWi-Fiを契約できます。
・ 安い
・ iPhoneも使える
・ サポートを家電量販店でも受けられる
などメリットの大きく、LINE、FacebookなどSNSを多く使えることを重視すると、LINEモバイルがおすすめです。
申し込みから開通までの具体的な流れ
「やはりLINEモバイルに決まり!」ということで、筆者は、LINEモバイルに申し込んでみました。
申し込み方法
LINEモバイルの申し込みはLINEモバイルの公式HPから簡単にできます。
大手携帯会社からの乗り替えの場合音声通話SIMを選びます。
スマホ端末を購入したい場合は、端末購入から一緒に申し込みができます。
家電量販店でも申し込みは可能です。
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開通までの手順
LINEモバイル開通までの手順を確認してみましょう。
1. 今申し込んでいる携帯電話会社に電話し、「MNP予約番号」を取得する。
MNP予約番号とは携帯電話会社を乗り換えても現在使用している電話番号を変更することなく使用しつづけることのできるサービスのこと。(LINE HP MNP他社からのお乗り換え参照 https://deliver.ads2.iid.jp/c/?n=5127)
有効期限が10日残っているうちに、LINEモバイルへの手続き。
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2. 現在持っているスマホをそのまま使いたい場合、LINEモバイルでも使えるか動作確認を行う。
動作確認はコチラから(LINEモバイル公式HP)
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3. 運転免許証等の身分証明、クレジットカード、メールアドレス(乗り換えならGmailなど現在の携帯メールアドレス以外のアドレス)、MNP予約番号を手元に置いておく
4. 料金コースを確認し、料金診断を行い(下へスクロールするとあります)。自分に合ったプランを選ぶ
5. LINEモバイルで申し込み内容を最終確認。
6. 本人確認書類(運転免許証、個人番号カード等)をアップロード
7. ログインID、パスワードを自分で設定、内容の確認
8. 本人確認審査が承認されると「契約成立のお知らせ」がメールでくる。
9. 本人確認の翌日から1週間でスマホ本体、SIMカードが届く(前のスマホを引き続き使うときはSIMカードのみ)
10. LINEモバイルHP(https://deliver.ads2.iid.jp/c/?n=5134)マイページで利用開始手続きをする。手続きしなくてもSIMカード到着から2-3日で切り替わるとのこと
11. SIMカードを交換する。
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12. APN設定をする https://deliver.ads2.iid.jp/c/?n=5126
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13. 契約者連携・利用者連携の手続き
自分にあった格安SIMを発見
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いろいろ考え、LINEモバイルを選びました。
最初に手数料は取られましたが、まだ基本料金やSNSフリーなどの料金が請求されておらず、使っていて快適です。
ポケットWi-FiでNECのAtermがあるのを見つけ、安いし、外出時家族の端末やゲーム機、iPadなどもつなぐことができ、便利そうなので、これから申し込んでみようと思っています。
みなさまにもLINEモバイルで充実したスマホライフをおすすめします。(執筆者:拝野 洋子)
≪提供:LINEモバイル株式会社≫
筆者プロフィール
年金相談員、保険・家計アドバイザー ファイナンシャル・プランナー(上級資格のうちライフ、保険、タックス、相続、金融を科目合格) 大手地方銀行にて外国為替、内国為替に携わる。
税理士事務所等にて、社会保険、助成金申請代行、損保代理店業務、行政書士補助、記帳代行などの業務に携わる。
400件以上の電話年金相談に対応。東京都中央区で算定相談員、川崎市で街頭相談員、社団法人の労働施策アドバイザーを経験。
趣味はクラリネット演奏 音楽鑑賞 読書。
平成25年4月よりオールアバウトガイド 平成29年4月より年金相談員
<保有資格> 社会保険労務士、FP技能士2級、AFP、日商簿記2級
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