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注目記事お金の価値観診断を更新「旅行・レジャーのお金のかけ方診断」2026年7月

お盆の帰省で気づく実家の片付け。「まだ大丈夫」が一番高くつくことも

シニア 終活
お盆の帰省で気づく実家の片付け。「まだ大丈夫」が一番高くつくことも
お盆の帰省で気づく実家の片付け。「まだ大丈夫」が一番高くつくことも

お盆の帰省で実家に戻り、「物が増えたな」と感じたことはありませんか。親が元気なうちは先延ばしにしがちですが、相続後にまとめて業者へ依頼すると、費用が数十万円から100万円を超えることもあります。自分たちで片付ける範囲や業者へ頼む目安、費用を抑える順番を整理します。

業者に任せたほうがよいケース

親の家の片付けは、自分たちでやるか業者に頼むかを決めるところから始まります。判断の軸は2つ、現地に通える距離かどうかと、家がどこまで物で埋まっているかです。

気になるのが、遠方の実家です。帰省のたびに少しずつ進める形では、限られた滞在日数で終わらせる焦りがのしかかります。搬出から処分まで担当し、立ち会いが不要な業者なら、帰省の回数を増やさずに済みます。

見落としやすいのが、物が溢れた家です。量が多いと分別の途中で手が止まり、散らかったまま滞在が終わることがあります。

注意したいのが、事故死や孤独死があった家、害虫が住み着いた家です。通常の清掃では落としきれない汚れが残るため、最初から専門の業者に任せたほうが早く片付きます。

業者に頼んだ場合の費用相場

片付けから不用品の処分まで一括で依頼した場合の費用は、間取りや物の量などで異なります。部屋数が増えるほど作業時間も費用も伸びます。

お盆の帰省で気づく実家の片付け。「まだ大丈夫」が一番高くつくことも

(参照元:みんなの遺品整理「実家の片付け費用はいくら?」。費用表は2024年3月20日時点)

費用の内訳は、整理・搬出作業、廃棄物の処理、買い取り代金、車両費などです。ゴミ屋敷のような状態や特殊清掃が必要な場合は、この相場から変わります。どこまでが基本料金で、どこから追加になるのかは契約前に確認しておきましょう。

家の解体まで踏み込む場合の費用

片付けの先に解体を考えている場合は、費用の桁がひとつ変わります。木造住宅の解体費用の坪単価は、全体平均で1坪あたり3万4,090円です(スッキリ解体・2026年7月13日更新)。

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延べ床面積ごとの目安は次のとおりです。三階建ては坪単価が高く、参照元は坪数ごとの総額の目安を示していません。

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注意したいのが、固定資産税です。住宅が建っている土地は住宅用地として課税標準が軽減され、原則として住宅1戸につき200平方メートルまでの部分は価格の6分の1、200平方メートルを超える部分は価格の3分の1になります。ただし、住宅用地として扱われる面積は原則として家屋の延べ床面積の10倍までです。解体して更地にするとこの軽減が外れるため、土地の固定資産税が高くなる可能性があります。

ただし、建物さえ残しておけば軽減が続くわけではありません。地方税法349条の3の2第1項は、空家等対策の推進に関する特別措置法13条2項の勧告を受けた管理不全空家等と、同法22条2項の勧告を受けた特定空家等の敷地を、住宅用地から除外しています。管理不全空家等は令和5年法律第50号で設けられ、令和5年12月13日から施行されています。放置して勧告を受ければ、建物が建ったままでも軽減は外れます。

解体は「売る」「使う」という次の一手とセットで考える話であって、片付けの勢いで決めるものではありません。

片付け費用を抑える方法

費用は、着手の順番で変わります。まず現状を把握し、次に売れる物を仕分け、そのうえで複数の業者を比べます。

最初にやるのは現状の把握です。特殊清掃が必要な状態なのか、粗大ゴミがどれくらいあるのかを見ておくと、見積もりの精度が上がります。帰省のタイミングで各部屋の写真を撮っておくと、離れてからのやりとりが早くなります。

次に効くのが、買い取りも兼ねている業者を選ぶことです。値の付いた物の買い取り額を作業費用から差し引いてもらえるため、実質の負担が下がります。断られた物は、高く売りたいならネットオークションやフリマアプリ、速やかに手放したいなら買い取り専門店と使い分けます。

そのうえで、見積もりは複数の業者から取ります。料金とサービス内容を並べて比べると相場の感覚がつかめ、悪質な業者を避けられます。ただし、極端に料金が低い業者に飛びつくのは避けましょう。ここで確かめておきたいのが、許可の有無です。環境省は、家庭のごみの回収には市区町村の一般廃棄物処理業の許可または委託が必要であり、市区町村の許可や委託を受けない業者が回収することは認められないとしています。産業廃棄物処理業や古物商の許可では、家庭の廃棄物は回収できません。無許可の業者には、回収した廃家電や粗大ゴミの不法投棄、高額な処理料金の請求といった事例が報告されています。みだりに廃棄物を捨てることは廃棄物処理法16条で禁じられており、罰則も定められています。

依頼先の種類と選び分け

依頼先は、担当する範囲で分かれています。どこに頼むかは、家の状態と「片付けたあとにどうしたいか」で決まります。

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迷いやすいのが、不用品回収業者と遺品整理業者の違いです。権利書や遺言書がどこにあるかわからないまま片付けを始めると、必要な書類ごと処分してしまう恐れがあります。

帰省で顔が揃ううちに決めておきたいこと

親の家の片付けは、実家の遠さと物の量で難易度が決まります。どちらかに当てはまるなら、業者に任せたほうが早く済みます。費用は間取りに応じて異なり、解体まで進むなら坪単価が加わります。現状を把握し、買い取りを絡め、複数社で比べます。この順番なら負担は抑えられます。放置して勧告を受ければ、建物が建ったままでも土地の軽減は外れます。お盆で家族が揃ううちに、誰が何をいつまでに動かすか決めましょう。

《編集部》
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編集部

執筆者: 編集部 編集部

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