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住宅ローンを借りる時に最低限注意すべき3つのポイント

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住宅ローンを借りる時に最低限注意すべき3つのポイント

 皆さん、こんにちは! FPオフィスのOOKAWAです!今回は「住宅ローンの基礎」というテーマで述べたいと思います。

 住宅ローンは、皆さんの馴染みのあるテーマだと思います。おそらくマネーの達人を見られてる人で半分ぐらいの方は、一度は借りられた事がある人が多いのではないか? と思っています。でも再度、現在自分が借りてるローンが適切かどうかチェック、又これから家を買う予定の人は、よく勉強して下さいね(笑)!

 前置きはこれぐらいにして、まず住宅ローンは「公的ローン」と「民間ローン」に大別されます。公的ローンには財形住宅融資・地方公共団体融資・都市再生機構の割賦制度・フラット35等があり、民間ローンには銀行・JA・生保・ノンバンクローン等があります。

 ここで住宅ローンを借りる時に注意しなければいけない事を述べます。

1.団体信用生命保険の取扱いについて

 公的ローンは任意ですが、民間ローンは加入が条件になっています!

 つまり健康面に不安がある人は、民間ローンは借入れが難しい為、公的ローンに頼らざるを得ないと言う事です。これは注意しておいて下さいね!

2.いつの時点の金利が適用されるか?

 一般的には、公的ローンは「申し込み時の金利」が適用され、民間ローンは「実行時の金利」が適用されます。申込み時の金利とは住宅ローンを申し込んだ時点の金利という意味であり、実行時の金利というのは実際に融資が実行される時の金利という意味です。

 たとえば皆さんが、新築マンションを購入する時は、まだ建設中のマンションをモデルルームで確認して購入する場合が大半だと思いますが、そうすると実際の物件引渡しは、半年・1年先になる場合があります。

 そうした場合、ローンの申込みを行った時点の金利が申込み時の金利、半年・1年先に実際に融資が行われた時点の金利が実行時の金利、という事になります。
これも大切な内容ですので、覚えておいて下さいね!

3.ローンの種類について

 一般的には、公的ローンは「固定金利型ローン」が多く、民間ローンは「変動金利型ローン」が多いです。

 固定金利型ローンとは、借入申込み時又は契約時に全返済期間の適用金利が決まるパターンであり、変動金利型ローンとは、市場金利の変動にともない返済途中でも定期的に金利が変動するタイプを言います。

 又「固定期間選択型ローン」もあります。これは、変動金利型ローンに分類されますが、’当初5年間は、金利××%’、といったように返済期間中の一定期間は、金利が固定されるタイプをいいます。

 どうです?

 少なくとも上記3つは、よく覚えておいて下さいね!

 最後に、最近の住宅金融支援機構の住宅ローン利用者の実態調査を見ますと、変動金利型の利用が減少し、固定期間選択型の利用者や全期間固定金利型の利用者が増加しています。これは、例のアベノミックスの影響で長期金利が上昇したからでしょうね(笑)。

 でもFP等専門家に聞くと、大多数の人はほぼ固定金利型を勧める意見が多いと思います。これは、将来の金利の動向は分からない為、極力金利上昇リスクを負わない、又住宅ローンが固定化される事で将来のライフプランが立てやすい等、と理由からです。

 そうはいっても変動金利型の低金利に非常に魅力を感じている人は、将来のライフプランを前提によく考えて判断して下さいね!

 例えば、変動金利型と固定金利型を半々で借りる、又は変動金利型で借りて、極力繰り上げ返済を行って住宅ローン残高を減らす等、将来の金利上昇リスクに備えた対策が必要ですよ!今回は、ここまでです。(執筆者:大川 正吾)

《大川 正吾》
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大川 正吾

大川 正吾

S55年3月に神戸大学経営学部を卒業し4月に㈱ダイエー入社。主に東京本社にて経理・財務・管理部門で、経理業務、財務業務、予算管理・事業計画業務等に従事。H16年1月、父死亡により母介護の為、関西へ転勤を希望するが受け入れられず、やむなくダイエーを退社。実家へ帰り、相続・不動産の賃貸管理・資産運用・税務等に従事。同年10月に相続、無事終了。FPオフィス OOKAWAを設立し、FP(ファイナンシャルプランニング)業務を展開し、現在に至る。 <保有資格>:1級FP技能士、CFP、宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、住宅ローンアドバイザー、1級DCプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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