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「アルツハイマー型認知症」も介護保険を利用できる? 「介護負担軽減」のために、まずは早めに専門の窓口へ

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「アルツハイマー型認知症」も介護保険を利用できる? 「介護負担軽減」のために、まずは早めに専門の窓口へ

アルツハイマー型認知症は、実体験がスポッと抜け落ちて全くなかったものとなってしまうような物忘れ症状や、新しい出来事を記憶できないという症状が挙げられます。

アルツハイマー型認知症の方でも要介護認定を受けていれば、介護保険のサービスを利用できます。

加齢に伴う認知症の場合には忘れていても助け船によっては思い出せることもありますが、アルツハイマー型認知症の場合にはヒントを言われても全く思い出せないという違いがあります。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症が進んでいきますと、時間や場所などについてもわからなくなります。

メディアに取り上げられる問題点はこのように日常生活に支障をきたすことでご家族のサポートや地域の方の理解が必要になるというところです。

穏やかな人が、イライラしたり、興奮したり、妄想やうつ状態、自発性の低下で何もしなくなるなど、性格が変わってしまったなんていうことも少なくありません。

介護を頑張っているご家族に対しても普段は仲良くしているのに、被害妄想を口にしたり、急に冷たいことを言ったりして態度が変わってしまうなどの症状は、介護者の精神的に大きな負担です。

アルツハイマー型認知症の介護は大変?

アルツハイマー型認知症の介護は大変

アルツハイマー型認知症の原因は脳の委縮によるものであり、委縮が進めば症状も進行してしまう病気です。

早期に発見し薬などで進行のスピードを緩やかにすることはできますが、認知症状が見え隠れしている時点では、本人にとっても毎日が不安で仕方ない状態になってしまいます。

家族としても何かしら手段をと思うのですが、どうしていいのかわからないこともたくさんあります。

話をしても通じなかったり、ダメだと言っても自我を通そうとする事が多いので全く手におえない状況となる場合もあります。

介護保険サービスにつなげれば何とかなるかもしれませんが、始めのうちはご本人の拒否が大きな壁になってしまうことも少なくありません。

介護保険でも負担は大きい?

介護保険でも負担は大きい?

介護保険は介護費用がかさんでしまうと懸念されがちですが、アルツハイマー型認知症の場合は、ご家族だけで抱え込む方が金銭面、精神面の負担が大きいといえます。

「あれ?おかしいな」と感じたらお早めに専門の窓口に相談することをおすすめします。

病院受診はもちろん必要なことですが、家での生活を続けるには、家族の支援だけでは家族も辛く限界を感じるのも時間の問題です。

そこでまずは、相談できる人を見つけましょう

介護が大変というイメージが強いアルツハイマー型認知症ですから、介護費用が心配です。

介護施設の中には認知症専用の介護サービスもあります。

介護保険が適用になりますのでアルツハイマー型認知症だからといって高額になることはありません。

まずは、もしもの時に力になってくれる窓口をご紹介します。

地域包括支援センター

国分寺市の地域包括支援センター

どこに相談したらいいのか?悩んだら、まずはお住いの地域の包括支援センターを探し電話を入れてみましょう。

家族の誰かが理解できない症状になってしまっていることを世間に伝えるのは勇気がいるかもしれませんが大丈夫です。

地域包括支援センターの人たちは、同じような悩みを持っている人たちの相談窓口です。

介護保険のことや、病院へのつながりなどたくさんある場所です。

介護保険の申請の手続きも手伝ってくれます。

相談のための料金はかかりませんので安心して気楽に相談してください。

地域包括支援センターは、市役所や区役所、役場等に設置されている場合や、委託で地域に設置されている場合があります。

市役所や区役所、一番連絡しやすい行政にまずは聞いてみてください。

介護保険サービスの調整役はやっぱりケアマネージャー

ケアマネージャー

介護保険の認定を受けたら、次は担当の相談者として、ケアマネージャーさんを探しましょう。

要支援1・要支援2の人の場合は、地域の包括支援センターでの担当になりますが、要介護1~要介護5の人の場合は、居宅介護支援事業所で担当してくれます。

居宅介護支援事業所は、利用者様が自由に選定できることとなっています。

地域の居宅介護支援事業所の一覧表から選定すればいいのですが、わからなければまずは地域の包括支援センターに相談してみましょう。

お手伝いしてくれますが、いくらぐらいかかるのか…心配です。

利用者さんが支払うお金は、現時点では0円です。

介護保険法の中で決められているので、安心して相談できます。

地域包括支援センターに相談

認知症状が気になり始めたら早めに病院に行くことは必要です。

早めに病院に行くことは必要

ですが、家族としてもどう動いていいのかわからないことが多々あります。

ご本人自身も不安でいっぱいの毎日を過ごしています。

ですから、いろいろなことに拒否的になり、病院に連れていくことが難しい場合も多いです。

病院に行くことができれば、病院の相談員さんから包括支援センターへつながり、スムーズに介護保険サービスまでつながっていきます。

うまく病院に行くことができなくても大丈夫です。

そんな時は、地域包括支援センターにご相談ください。

まずはお早めに専門の窓口に相談することが、介護負担軽減の第一歩になります。(執筆者:佐々木 政子)

《佐々木 政子》
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佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

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