先日、メンタリストDaiGoさんの本を読みました。そこに、「ウィルパワー」という考え方が載っていて、「これは貯金にも絶対必要な考え方だな」と思いました。
・やる力
・やらない力
・望む力
のことです。
このウィルパワーを上手く使えるようになれば、貯金が苦手な人でも貯金ができるようになるはずです。
目次
ウィルパワーとはこういうことです
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ウィルパワーというのは、抽象的な、超能力的な力のことではありません。脳が持つ働きを上手く活用することが関係してます。
まずは、ウィルパワーが具体的にどういうことなのか解説しましょう。
やる力
やるべきことをやり遂げる力です。貯金なら、「毎月5万円貯金する」と決めたら5万円貯金する。
自炊を増やす
というのもやる力です。
やらない力
願いを叶えるためにやってはいけないことを、やらない力です。
コンビニでお菓子を買わない
衝動買いをしない
などが「やらない力」です。
望む力
「こうなりたい」と望む力です。「動機」や「夢」と言い換えてもいいと思います。「お金を貯めたい」というのももちろん望む力。
もっと具体的に、
海外旅行に行きたい
車を買いたい
というのも望む力ですね。
ちなみに、提唱者は心理学者のロイ・バウマイスターという人。わたしはDaiGoさんの本「子育ては心理学で楽になる」を読んで知りました。
「やらない力」ばかりに集中していませんか?
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貯金しようと決意したとき、次に意識するのは節約です。ウィルパワーで言えば、「やらない力」に大きく関係しています。
「外食禁止」、「飲み会禁止」など、やらないことばかりを意識して、つらくなり、そして貯金が三日坊主になってしまう、という方も多いのではないでしょうか。
貯金に失敗しやすい人の場合、「望む力」が弱いです。
「毎月〇円ずつ貯める!」というやる力や、「だから外食はしない!」といったやらない力は意識していても、望む力を意識できていないことはありませんか?
「マイホームが欲しい」などの望みがあったとしても、その意識が「やる力」や「やらない力」に比べて弱い、ということです。
望む力を今以上に意識することで、貯金に成功しやすくなるはずですよ。
望む力を強化しよう
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ウィルパワーは、筋肉のように鍛えることができると言われています。今は弱くても、少しずつ意識して思考や行動を変えていくことで、ウィルパワーが強化されていきます。
ウィルパワーはやる力・やらない力・望む力という3つの力が必要ですから、自分に足りていない部分を意識的に強化できれば強くなっていきます。
貯金の場合はその中でも望む力、「動機」の部分は意識しにくいところです。
雑誌などの節約特集でも、節約テクニックや貯蓄計画ばかりが紹介されていて、動機の部分はあまりフォーカスされていませんよね。
だからこそ、意識的に強化する必要があるんです。
望む力を鍛えるには、動機を具体的に思い描き、常に意識することが重要です。
ただ「マイホームが欲しい」と思うだけでなく、頭金+諸費用としていくら貯めたいのか、収入に対していくらローンが借りられるのかを調べ、逆算して貯めるべき金額を知る、など、具体的な行動に結びつけていきましょう。
また、目標金額を書いて冷蔵庫に貼るなど、目に見えるようにするとか、貯金日記を付けてみるとか、意識しやすい状態を作る工夫をしてみるのもおすすめです。
このウィルパワーは、貯金だけでなく仕事や子育て、ダイエットなど、いろんなことに応用ができる力でもあります。
貯金のためにウィルパワーを鍛えて、他の部分にも応用していければ、もっと生活が豊かになっていくのではないでしょうか。(執筆者:吉見 夏実)