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メガバンクの採用状況
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メガバンクへの就職人気は近年高まっており、学生の人気ランキングの上位に位置しているような状態です。(最近は下がってきているかもしれませんが)
恐らく長期にわたる日本全体の景気低迷感の中で、学生達がより安定性を求めているからのように思われます。
一方のメガバンク側の採用はどうか
一方、採用する側のメガバンクですが、少し前までは、バブル期の大量採用後に、一気に採用人数を削った影響が出ており、大量採用を続けていくような状況でした。
しかし、0金利状況が続き、銀行としての採算、収益力に懸念がでるようになり、その結果、現在では大幅な人員削減計画、当然に新規採用の大幅圧縮も計画として出されている状況です。
ですので、これからのメガバンクへの就職については、非常にハードルとしては高いものとなってきています。
では、メガバンクが求める人材とは
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恐らく「体育会系で一定の実績を残した」、「サークルで幹部をやっていた」、「学力が良い」といった傾向が必要と考えられがちですが、銀行の採用基準は、実は全く違います。
メガバンクが面接時にもっとも重視しているのは、「ストレス耐性」なのです。
メガバンクの業務=「ストレス」
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皆さんが一般的に思われる銀行業務と、実態は大きく乖離しており、その実は非常にストレスが高い業務です。
営業職で言えば、いまだに「●●カード100件」といった、本業とはかけ離れた目標が10個以上張られており、そのために、本質的な融資案件そっちのけで取り組まざるを得ません。
事務職で言えば、支店の窓口については、ほぼパートさんで占められていますので、かなり年上のパートさんへの指導、管理、こうした中でのお局さんとの協調との間に、窓口事務を行っていきます。
職場としてどうなのか
とは言え、子息、子女がメガバンクに就職できたという事は世間からは評価される事象なのではありますが、給与で言えば、昔ほど高くはありません。
またメガバンクでは、40歳後半から銀行は卒業して、関連会社等への出向となります。
この出向のタイミングで、給与は70%程度まで減少する事となります。
つまり、給与が高い時期は、非常に短いのです。
また女性事務職は、残業の管理が非常に厳しく、また給与水準も驚くほど低いです。
かかってくるストレス対比、決して割に合う仕事ではありません。
総括
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大卒人気職種と言われるメガバンクにおいて、一般的に思われているほど業務として充実しているわけでも、給与面で優れているわけでもなく、常にストレスとの闘いだけが続いていくような職場です。
さらにフィンテック等が言われる中で、銀行自体のステータス低下が、これから確実視されている中、子息子女のメガバンク志向には、ブレーキをかけてあげる必要があります。(執筆者:松野 のりこ)