アメリカ株について調べていると「高配当銘柄が魅力!」という言葉が散見されます。
配当がたくさんもらえるって魅力的ですよね。
では、単純に配当利回りが高い銘柄を上から順番に並べれば、配当がたくさん入って簡単に資産を築けるのでしょうか。
闇雲に配当利回りが高いだけの株を買うのは、おすすめできません。
実は落とし穴があります。
でも高配当銘柄で長期投資をして、配当金をたくさんもらえると嬉しいですよね。
そこで本記事では、単に配当利回りが高いだけで選ぶことなく、アメリカ株の高配当の魅力を享受できる「ダウの犬投資法」をご紹介します。
目次
アメリカ株は高配当銘柄が多いのも魅力
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アメリカ株の魅力の一つに高配当銘柄をあげる人もいます。
実はアメリカ株の中には増配を続けている優良企業がたくさんあるのです。
例えば「P&G」や「コカ・コーラ」、「ジョンソンアンドジョンソン」、「マクドナルド」等の国際的なアメリカ上場の大企業は増配を続けています。
アメリカには、日本にはないような高配当銘柄が実は埋れています。
現在、大手のオンライン証券からアメリカ株を買うハードルは高くありません。
米ドル建ての配当で上手に資産運用をしたいですよね。
ただ高配当な銘柄には訳がある?
米国株には高配当な銘柄が数多くあり魅力的です。
しかし、単に配当利回りが高いだけの株に投資をするのはおすすめできません。
なぜなら、配当利回りが高すぎる会社には、何らかしらのネガティブな理由があることが多いからです。
例えば、経営が危ない会社は株価が極端に下がり、見かけの配当利回りだけが跳ね上がることがあります。
しかし、そんな経営が危ない会社は最終的に配当が出せなくなったり経営破綻する可能性もあります。
特に日本よりニュースをとるのが難しい外国の株ですから、よく知らない配当利回りだけが高い会社を闇雲に買うのは危険です。
ダウの犬投資法とは?
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単に配当利回りだけが高い銘柄を闇雲に買うのは危険です。
とはいえ、高配当狙いの投資をしたいですよね。
そんな、あなたにおすすめの投資法が「ダウの犬投資法」です。
ダウとはアメリカの経済通信社、ダウ・ジョーンズ社が算出している有力工業株30社の平均のことです。
例えば、
・アメリカンエクスプレス(クレジットカードの会社)
・ボーイング(航空機を製造する会社)
・キャピタラー(重機の会社)
・ジョンソンアンドジョンソン(コンタクトレンズの会社)
・コカ・コーラ(清涼飲料水の会社)
など、30社全てが世界を代表する優良企業です。
日本でも聞いたことがあるような有名企業ばかりですね。
ダウの犬投資法で買う株は、この30社の優良企業から選びます。
そして、ダウ構成銘柄の配当利回りを調べ、上から順に5社の株を買うのです。
1年経ったら、1番配当利回りが落ちた銘柄を別のダウ構成銘柄の中から選びます。
これだけです。
ダウの犬投資法の強み
ダウの犬投資法は、ダウの配当利回りを30銘柄上から順に5つ並べて買うだけ。
そして1年経ったら、1番配当利回りの下がった銘柄を別のダウ銘柄と交換するだけの投資法です。
実はダウ構成銘柄は30銘柄、全てが厳選された大企業です。
なのでダウ銘柄が一時的に株価が下がっても、配当を出し続けるだけの経営体力があります。
そして、売りこまれても配当を出し続けることから、市場に再注目されて買いがしっかり入るというわけです。
単なる配当利回りだけが高い銘柄の中には、経営自体が危ない銘柄も混じってしまいます。
しかし、ダウ30に入れるという厳しい条件をクリアした大企業の中から、高配当銘柄を重視して投資することで、危ない見かけの配当利回りが高いだけの株を買わずに済むというわけです。
ダウの犬投資法の強みは、
にあります。
しかも、ダウ構成銘柄は日本からでもニュースで情報を得やすいので、長期保有でも安心して持っていることができるのではないでしょうか。
長期投資を前提としているので、忙しいサラリーマンの方にも実践しやすい投資法です。
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まとめ
ダウの犬投資法は
・長期の配当狙いの投資なのでサラリーマン等、忙しい人にも実践しやすい投資法
・ダウ銘柄から買うので優良企業の株を持てるので安心
闇雲に配当利回りだけ高いアメリカ株を買うのでしたら、ダウの犬投資法で優良企業の高配当銘柄を買いましょう。
その方が安心して長期投資できますし、忙しい人にも現実的に実践しやすい投資法です。
2018年8月現在のトップ5は
・IBM(コンピュータ関連製品およびサービス)
・エクソン・モービル(総合エネルギー企業)
・シェブロン(石油関連企業)
・プロクターアンドギャンブル(一般消費財メーカー)
の5銘柄です。(執筆者:田守 正彦)