交通の便利な都会では、自家用車を持たず、必要なときだけクルマを借りて使うのがリーズナブルです。
最近ではレンタカーに替わり、自宅や職場のそばのガレージ(ステーション)から出発できるカーシェアが人気を集めています。
予約・開錠から返却・施錠まで、手続きはすべて利用者自身が行います。
会員になる必要があるのもカーシェアの特徴で、この点にハードルの高さを感じる人もいるでしょう。
ドコモ系のdカーシェアも会員登録は必要ですが、月会費等の維持費が掛からないため、レンタカー感覚で気軽に利用できます。
いきなりドライブがしたくなったときでも、当日入会してすぐ乗れる、dカーシェアをご案内します。
目次
dカーシェアとは

dカーシェアは名前の通りドコモ系です。
dカーシェアの中に、「カーシェア」「レンタカー」「マイカーシェア」の3つのサービスが内包されています。
この記事では「カーシェア」のみ取り上げます。
カーシェア専用の「わ」ナンバーのクルマを、会員がWeb予約して使います。
ガソリン代は無料です。
dカーシェアの特徴
dカーシェアには、次の特徴があります。
・ dポイントを利用代金に充当できる/利用でdポイントが貯まる
・ クレジットカードがなくても利用できる(電話料金合算のドコモ払い可)
・ 月会費なし
・ 会員証なし(スマートフォンを使ってクルマを解錠・施錠する)
会員証がなく、スマートフォンでクルマを開錠できるので、入会後直ちに利用できるわけです。
業界大手のタイムズカーやオリックスカーシェアでは、通常、申し込んでから会員証が届くのを待たなければなりません。
dカーシェアで乗るクルマ
dカーシェアには、さらに大きな特徴があります。
dカーシェア会員が乗るのは、他社カーシェアのクルマです。
次の4社のクルマを利用する仕組みとなっています。
・ カレコ・カーシェアリング(主に関東)
・ カリテコ(愛知県中心)
・ トヨタシェア(全国にあるが、東京中心)
各社とも利用ルール、料金体系が異なるので、利用の際にはよく確認しましょう。
直接各社を利用する場合とも、料金体系は異なります。
dカーシェアならどれを使っても月会費は無料です。
dカーシェアをすぐ使うには
dカーシェアを即日利用する方法を見ていきましょう。
なおカレコやトヨタシェアは、直接そちらの会員になっても、即日利用が可能です。
オリックスとカリテコについては、dカーシェア会員のみスマートフォン開錠が可能なため、dカーシェア経由で利用する価値が特に高いものです。
オリックスの場合、dカーシェア経由のほうが補償充実というメリットもあります。
dカーシェア会員になるには
まず、dカーシェアアプリを用意して、登録しましょう。
dアカウントを持っているなら、会員登録は実に簡単です。
ない場合、申込時に作れます。
会員登録の最後に免許証を、アプリで撮影してアップロードする必要があります。

dカーシェアを予約する
会員登録完了後、アプリでそのまま、予約に進むことができます。
2. 「エリア」に、検索にかかりやすい文字を入れる(自宅そばからの出発なら、タップするだけでいい)
3. 地図にカーシェアのステーションが表示される
4. ステーションをタップし、予約の空いているクルマを選択する
dカーシェアに乗る
4社それぞれで利用方法が若干違います。
以下はオリックスの例です。
1. iPhoneユーザーはWalletアプリに対応の交通系ICカードかクレジットカード等を設定しておく
2. 初回のみ、ステーション到着後、dカーシェアサポートセンターに電話をして指示を仰ぐ(電子鍵登録を行う)
3. 2度目以降は乗るクルマのガラスに設置されているICリーダーに、スマートフォンをタッチする(15分前から可)
4. クルマが開錠される
5. 助手席のダッシュボードにキーが入っている
6. 運転は通常のクルマと変わらない
7. 戻った際は、手順を逆にする。最後にICリーダーにスマートフォンをタッチして施錠。
カーシェアは慣れると実に快適です。
維持費の掛からないdカーシェアで、ぜひ試してみてください。(執筆者:沼島 まさし)