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「お正月会計」って、何?
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もうすぐ年末。今日は、お正月会計のことについて書いてみようと思う。
お正月会計とは、年越し費用の記録のことである。毎年、年末年始にかかったお金は、以下の項目ごとに、集計をしている。
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「支払先別」でソートをかけ、補填しておく
もともとは、年末年始に家計簿を記帳しているヒマがなく、ひとつの袋にレシートを突っ込んでおいたものを、子ども達の3学期が始まった頃(時間に余裕ができるので)、エクセルで分析してみたのが始まりだ。
ポイントとしては、「項目別」の仕分けの他に、「支払先別」でもソートをかけて仕分けをすること。
「支払先別」というのは、「どこからお金を出したか?」という話だ。年末年始は、結構な額の買い物をするので、「どこからお金を出したか?」を把握して、その分を使った口座に補填をしておかないと、その口座がショートする原因となる。
●項目別でソートをかけた例
●支払い別でソートをかけた例
お正月会計は、老後破産の「死角」
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そう! 「年末年始だから」といって、えびす様がやってきて、魔法のお金のようにお金が増える訳ではない。「そんなの、わかっているって。当たり前でしょ!」と思うかもしれないが、結構、忘れてしまう。
気分的に「まぁ、お正月だから!」と、お金のことを頭からポコン外してしまうのだ。
そんな折、ネット検索をしていたら、読売新聞のこんな記事を見かけた。
『3500万円が底をつく「死角」 「老後破産」の現実(読売新聞)』
この記事で言うところの「死角」のひとつが、お正月会計なのだと思う。
40代の私ができる老後対策
夫が現役のサラリーマンの今は、「お正月会計」は冬のボーナスに予算計上している。つまり「お正月会計」の資金源は冬のボーナスなのだが、老後は貯蓄を切り崩すことになるだろう。
「お正月会計」はファイルで保存しているので、「お正月にいくらかかるのか?」という何十年分の数字は、貯蓄を切り崩すペース配分を分析するデータとなるだろう。こういった「我が家のお金データ」を蓄積していくことは、40代の私ができる、老後対策のひとつだと思っている。
9人の孫に囲まれている自分を想像する
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ちなみに下記の如くに、「お正月会計における、それぞれの比率」というのも計算している。圧倒的な割合を占めるのが、「挨拶回り」に分類される「お年玉」である。
私には3人の息子がいるが、それぞれの子が二人の子宝に恵まれたとしたら、孫は6人。それぞれの子が私と同じで三人の子宝に恵まれたら、孫は9人。9人分の孫のお年玉を用意するとなると、結構大変だ(笑)。でも、何と幸せな未来図だろう!
とかく「老後の準備」というと、重苦しい気分になるが、「将来、孫にお年玉をあげる準備をしておく」と思ったら、老後の準備も楽しくなってくるのではないだろうか?(執筆者:楢戸 ひかる)