この記事の最新更新日は2019年11月22日です。
目次
元銀行員が身内にすすめる商品
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筆者は元銀行員ですが、最近銀行が特に販売に力を入れている「投資商品」は身内にすすめていません。
むしろ
を積極的にすすめています。
今回はその理由と、投資商品を特にすすめられないケースについても説明します。
また、預ける楽しみが増えるユニークな定期預金もご紹介します。
定期預金でお金をためるのが先決
投資商品は、ある程度お金がたまってから検討すべきです。
財産を増やすための一番の近道は、
です。その時ぜひ利用してほしいのが、定期預金や積立定期預金です。
今は金利が低くてお得感が薄い定期預金ですが、安全性は抜群です。
仮に利息がゼロになっても、最悪銀行がつぶれても、1,000万円までは元本が保護される「ペイオフ制度」があり、ほぼリスクゼロでお金をためられます。
投資商品にはリスクと手数料、配当金には課税がある
投資商品は定期預金に比べて利回りが大きい商品ですが、当然リスクがあるので、よく検討の上で最低限の金額から始めることをおすすめします。
比較的リスクが少ないと言われる少額投資非課税制度(NISA・積立NISAなど)でもリスクはあります。
積立NISAは販売手数料無料ですが、信託報酬や販売手数料は銀行や証券会社によって違います。投資信託は配当金に20%課税されます。
少額投資非課税制度のNISAは最大5年、積立NISAは最大20年非課税にはなりますが、その期間内に上手に運用することで初めて非課税の恩恵を受けられるということも覚えておかなければなりません。
そこを比較検討することなくただすすめられるままに契約するのは避けるべきです。
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自力の情報収集は必須
筆者も最近積立NISAを始めたばかりで、投資に関してはまだまだ知識が足りませんが、銀行員に必要な質問はしても、最終的には自分で投資に関して勉強する事の重要性を痛感しています。
そのため、現時点ではあくまでも投資にかける金額は最小限とどめつつ、極力自分で情報の収集を行うようにしています。
家計に余裕がない場合は投資商品に手を出すべきではない
筆者からすれば、家計が火の車で貯金もできない状態で投資商品に手を出すのは言語道断です。
まずは積立定期預金などで少額ずつでもお金をため、家計に余裕を持たせるのが先決です。
筆者もお金がない時は投資商品に手を出さず、ひたすら定期預金でお金をためることに専念しました。
そして、多少家計に余裕ができたからこそ、あまり利益を期待しないことを前提に、家計から捻出できる数千円で積立NISAを始めた次第です。
高齢の身内にも投資商品はすすめない
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高齢者の身内にも投資商品をすすめません。
利回りが悪くてもリスクがほとんどない積立定期などをすすめます。情報弱者の身内には
と言っています。
投資商品を上手に運用するには迅速な情報キャッチ、そして知り得た情報のチェックも必要不可欠です。
それができない人がヘタに投資に手を出すのは危険です。
高齢者には、大した予備知識もなく銀行や証券会社に勧められるままに株を買い、高い手数料を取られた上に元本割れで財産を大きく減らす人も少なくありません。
つまり、金融機関にとって、お金はあっても情報収集力が足りない高齢者は貴重な「お客様」になる可能性が高いのです。
それを知っているからこそ、筆者は金融情報にうとい身内には絶対に投資商品をすすめません。
筆者が身内にすすめるユニークな定期預金
筆者自身が利用しており、身内にもすすめられるユニークな定期預金について少し触れておきます。
現在は低金利時代で、定期預金でもほとんど預金利息がつきません。
しかし最近は金利がお得になる、あるいは景品などが当たる定期預金などが出ています。
・ 懸賞つき定期預金
・ 宝くじつき定期預金
・ マイルやポイントがたまる定期預金
・ 住宅専用積立定期預金
・ 対象者優遇定期預金(子育て応援定期預金など)
・ 他行からの預け替えで優遇金利になる定期預金
筆者が利用しているのは若干利息が上乗せされるもので、お金を預ける楽しみができるという点でおすすめできます。
最寄りの銀行にそのような定期預金があれば、ぜひ検討してみてください。
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インターネットバンキングの定期預金
近年はインターネットバンキングが普及し、定期預金金利は銀行の店頭での手続きよりインターネットバンキングの方がお得になっています。
それを受け、スマホやPCを所有し、インターネットを問題なく使える身内には、インターネットバンキングの定期預金をすすめています。
インターネットバンキングの定期預金を身内にすすめる理由
インターネットバンキングの定期預金金利は店舗より高めに設定されている点でお得です。
その背景には、人件費や通帳代などのコストをカットできることが挙げられます。
メリット
・ATM手数料(入出金・振込)などの手数料額が低い
・銀行営業時間外でもネットで銀行取引ができる
デメリット
・セキュリティ上のリスクがある
・本人がパスワードなどの管理を厳密に行う必要がある
・ログインや取引時の操作が若干面倒
デメリットもありますが、その欠点を考慮に入れてもメリットの方が大きいでしょう。
それらの理由から、筆者は身内にインターネットバンキングの利用を提案しています。
インターネットバンキングの始め方
インターネットバンキングをまた始めていない方のために、インターネットバンキングの始め方について簡単に説明します。
インターネットバンキングの始め方は、主に3つあります。
1. 今ある口座を通帳利用からインターネットバンキングに切り替える
2. 実店舗がある銀行のインターネット支店に口座を作る
3. インターネット専門銀行に口座を作る
上記のいずれにおいても、最初に普通預金と定期預金がセットの総合口座を作り、定期預金もその総合口座に預ける形となりますが、総合口座とは別に独立した定期預金口座を作れるのでご安心ください。
インターネットバンキングで定期預金金利がお得なのは「インターネット専門銀行」
インターネットバンキングがお得といっても、銀行により定期預金金利はさまざまです。
ただ、上記の全てを経験している筆者から見ると、
のが最もお得だと感じます。
その理由は、通常の定期預金金利を実店舗のある銀行よりも高めに設定していることです。
現在メガバンクや地銀などの定期預金金利は0.001%です。
しかし、インターネット銀行の定期預金金利は、その多くが金利0.02%以上です。
また、ボーナスシーズン はもっと金利が高くなる銀行もあります。
一方、実店舗がある銀行のインターネット支店も定期預金金利は高めに設定されています。
しかし、銀行によってはキャンペーン時期限定、あるいは定期預金を預けられる人数に制限を設けているなど、必ずしも金利がお得にならない場合もあります。
そのことから、通常の定期預金金利が高めに設定されていることが多いインターネット専門銀行は、セキュリティ上のリスクやデメリットを説明した上で身内にすすめています。
投資は家計にゆとりが出たときの選択肢
今回は筆者の銀行商品に関する考え方についてお話ししましたが、別に投資が悪いと言っているわけではありません。
投資商品にはリスクがありますので、特に投資の知識がない身内に対しては
と言うよりほかないのです。
現在家計に余裕があり、投資に関する知識も十分持ち合わせているため、上手に株や投資信託などを運用している高齢の身内もいます。
そのような人なら、銀行員のアドバイスも必要なものだけ取り入れることができるでしょう。
たとえば、比較的リスクが低いつみたてNISAは、年齢を問わずおすすめできます。
また、老後の年金を増やしたい40代以下の身内には同じくリスクが低いiDeCoという選択肢も提示できます。
家計の状態や持てる金融知識の有無についてよく考えながら、自分に最も合った金融商品を選ぶのが1番だと身内にはアドバイスしています。
定期預金を預けるならじぶん銀行/円定期
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定期預金を預けるなら、auと三菱UFJ銀行が作った「じぶん銀行」の円定期預金がおすすめです。
元本保証で安心の円定期預金は、金利の高さで不動の1番人気!
期間は1か月~5年の中から選べて、1円以上1円単位で円定期預金の預入が可能です。
3か月もの円定期預金 年0.04%(税引後0.03%)
1年(年利) 0.050%
2年(年利) 0.030%
3年(年利) 0.030%
5年(年利) 0.030%
引用元:じぶん銀行HP
なかでも新規ユーザーにイチオシなのが、「デビュー応援プログラム」です。
この「デビュー応援プログラム」では、3か月もの円定期預金を年0.5%(税引後 年0.39%)の特別金利になります。
この機会にぜひご利用ください。
※2019年11月20日現在
他にも
・商品などの利用に応じて特典がある「じぶんプラス」
・2017年度グッドデザイン賞受賞の「じぶん銀行スマートフォンアプリ」
・カードレスでセブン銀行ATMが利用できる「スマホATM」
・auプライムバンク、WALLETポイント還元プログラム等の「au特典」
・三菱UFJ銀行への振込手数料が無料
など、じぶん銀行ならではのお得なサービスも満載で、特にスマホユーザーは要チェックです。(執筆者:大岩 楓)