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【つみたてNISAデビュー】投資信託選びの3つのポイント 「ここを見るとわかる」をSBI証券の画像で説明

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【つみたてNISAデビュー】投資信託選びの3つのポイント 「ここを見るとわかる」をSBI証券の画像で説明
「つみたてNISA」が始まって2年ほどが経ち、認知度もかなり高まってきました。

今年こそ始めてみようと意気込んでいる方もいるかもしれません。

しかし、「つみたてNISA」を始めるためには、自分で投資信託を選ばなければなりません。

大手ネット証券の「つみたてNISA」は、約160種類もある投資信託の中から選ぶ必要があります。

ネット上にはさまざまな情報がありますが、結局何を基準に選ぶべきかが分からないという方もいます。

そこで今回は「つみたてNISA」で投資信託を選ぶための3つのポイントについて、ネット証券最大手であるSBI証券のホームページを実際に使いながら徹底的に解説していきます。

1. まずは「バランス型」の投資信託を選んでみる

「つみたてNISA」で選択できる投資信託のタイプには、

・ バランス型
・ 国内株式型
・ 国際株式型

の大きく3つあり、まずは「バランス型」を選ぶとよいと言えます。

バランス型は、資産運用初心者向けに作られたリスクを抑えた投資信託だからです。

「つみたてNISA」で投資信託を選ぶ際にまずすることが、このファンドの分類です。

まずはファンドの分類をする

≪画像元:SBI証券

ネット証券の多くには、このように投資信託を絞り込む機能が備わっています。

まず最初にすることが、上記写真の赤丸の部分「ファンドの分類」の選択です。

ここで「バランス型」を選択してみましょう。

※「バランス型」の表記は証券会社によって異なります。

それでは「バランス型」の投資信託とは、一体どのように運用される投資信託なのでしょうか。

もう少し詳しく見ていきましょう。

「バランス型」の投資信託とは「コース料理」のようなもの

「バランス型」の投資信託とは、飲食店の「コース料理」のようなものです。

その時の状況に合わせて、運用のプロによって旬な資産を分散して運用されるため、初心者向けの投資信託といえます。

たとえば、「バランス型」では、次の図のようにさまざまな資産に分散投資を行います。

分散投資を行う


上記の「バランス型」投資信託は、8つの資産に分散投資してリスク分散を図っています

一般的に株式はリスク・リターンが高く、債券はリスク・リターンが低く、両方を組み合わせることで安定した運用を行うことが可能なのです。

「リート」とは不動産投資信託のことで、リスク・リターンは株式と債券の間くらいです。

このように初心者の方は、運用のプロが選んだ資産を組み込んだ「バランス型」から選ぶと、リスクを抑えて安定した運用を行えます。

しかし、「バランス型」は上記のような「均等型」だけではありません

そのため選ぶ際には、「バランス型」投資信託が

どのようなバランスで運用されているのかを確認する

必要があります。

「バランス型」には大きく3種類ある

バランス型投資信託には、

・ 債券重視型
・ 均等型
・ 株式重視型

の大きく3種類があります。

それぞれの呼び方は各運用会社によって異なりますが、一般的には大きくこの3種類です。

債券重視型」は、投資信託の中に「債券」の比重を高くした運用を行います。

債券は株式に比べてリスク・リターンが低いため、損失を抑えた安定的な運用が可能です。

株式重視型」は、「株式」の比重を高くしているため、リスク・リターンが高くなります。

損失が大きくなる可能性がありますが、高いリターンを望めるのです。

このように「バランス型」の投資信託には3つの種類があるため、自分の投資スタイルに合わせた投資信託を選びましょう。

リスクが取れれば「バランス型」だけではなく「株式型」も入れてみる

「つみたてNISA」の投資信託は、1種類だけではなく、複数購入もできます。

そのためリスクをとっても大丈夫な方は、「バランス型」と「株式型」をそれぞれ1つずつ買ってみるのもよいと言えます。

特に運用期間に余裕のある20代や30代の方は、長期運用でリスクが分散されるため、「株式型」を組み合わせると高いリターンを狙えるのです。

ただし、「国内株式」よりも「国際(海外)株式」の方がリスクが高くなるので購入する際には注意しましょう。

2.「信託報酬」の安い投資信託を選ぶ

「つみたてNISA」の投資信託選びの2つ目のポイントは、「信託報酬」が安いものを選ぶことです。

信託報酬とは投資信託の手数料のことで、保有している限りは常に発生します。

投資信託の手数料を比べる

≪画像元:SBI証券

証券会社のホームページの「手数料等費用」(赤丸の部分)をクリックし、「信託報酬」(緑丸の部分)で安い順に並べてみましょう

投資信託の手数料は、信託報酬以外にも「買付手数料(販売手数料)」と「信託財産留保額」があります。

しかし、これら2つの手数料は「つみたてNISA」の対象商品のほとんどが0円なので、2つは無視します。

手数料は運用するうえでマイナスリターンとなり得ます。

運用結果はコントロールできませんが、手数料はコントロールできます。

まずは手数料を徹底的に抑えた投資信託を選んでいきましょう

3. 純資産総額の大きい投資信託を選ぶと安心

信託報酬の安い投資信託を絞り込めたら、その中でも「純資産総額」の大きい投資信託を選びましょう。

純資産総額とは、投資信託にどれだけお金が集っているかを示す指標です。

純資産総額が大きいと運用が安定し、コスト面でも規模のメリットをいかせます

純資産総額が多いのを選んでみる

≪画像元:SBI証券

証券会社の投資信託の絞り込み機能は、各投資信託にチェックボックスがついており、それらをチェックすると詳細を比較できます

今回は信託報酬を安い順に並べたうえで、「均等型」の投資信託に絞って詳細比較していきましょう。

上記の赤丸の部分、対象の投資信託のチェックボックスにチェックを入れ、緑丸の部分の比較を押します。

チェックすると比較の詳細がでる

≪画像元:SBI証券

比較ボタンを押すと、上記のように詳細比較が表示されます。

赤丸で囲った部分に「純資産」が表示され、各投資信託の純資産総額を確認できます。

左から順に、

85.23億円
57.75億円
317.33億円
516.09億円
5.59億円

であることが確認できます。

この中から「純資産」の大きいものを選択し、「つみたてNISA」の投資信託選びは完了です。

なお、

純資産総額は最低でも30億円、安定的な運用ができるのが100億円以上

であるといわれています。

なるべく純資産総額が100億円以上の投資信託を選ぶようにしましょう。

「目論見書」も必ず確認

今回はネット証券最大手のSBI証券のホームページで、実際に「つみたてNISA」の投資信託選びをしてみました。

ポイントは次の3つです。

・ まずは「バランス型」の投資信託を選んでみる

・「信託報酬」は安いものを選ぶ

・「純資産」は大きいものを選ぶ

もちろん他にも指標はたくさんありますが、最初は上記3つだけでも十分です。

また、どのような運用かを知るために、必ず投資信託を購入する前に「目論見書」を確認しておきましょう。

目論見書」とは、投資信託の取扱説明書のようなもので、リスクや運用資産についてわかりやすく解説してあります。

「つみたてNISA」で投資信託を購入する前に、必ず「目論見書」に目を通しましょう。(執筆者:福森 俊希)

《福森 俊希》
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福森 俊希

大学時代にFP2級と、日商簿記2級を取得。家庭の事情で一旦大手自動車部品メーカーで勤務後、FPに転身。現在はFPとして対面で相談を受ける傍ら、Webライティングで金融知識の提供も行っております。 寄稿者にメッセージを送る

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