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会計事務所に勤めていた時のことです。 都心に住むお客さんより、相続税の申告依頼がありました。 母が亡くなり、相続人は長男(兄)と長女(妹)とのこと。 相続税申告書の作成は、まず、 (1) 財産目録を作成し、 次に (2)
遺産が、基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人)以上あると、相続税申告が必要になります。 この相続税の対象になる遺産には、相続開始前3年以内の暦年贈与も含まれ、原則課税対象となります。 ただし相続人以外への贈与
会計事務所にいた時、時々あったのが、一部のみ指定の遺言書でのトラブルです。 一応、一部しか書いていない遺言書も有効です。 では、なぜトラブルになるかというと、書いてない遺産をどう分けるかで揉めるわけです。 これでは、もめ
故人に子供がいれば、第一順位で、配偶者と子が相続人となります。 故人より先に子が亡くなり、その子(直系卑属)が相続人となります。 認知した子も、故人と養子縁組した子も同様です。 故人に子や孫等(直系卑属)が一人もいない時
隠せない、認知の事実 そもそも婚姻外の子を認知している父親はどのくらいいるのでしょう。 先日亡くなられた、元都知事で、芥川賞作家でもあった石原慎太郎さんにも、「認知した婚外子がいて養育費も払っていた」(週刊誌情報)とのこ
少し前の時代の話です。かっては、長男夫婦に子供が「いる」のか、「いない」のかは大きな問題でした。そこで、長男と長男のきょうだいとの子を養子にしている家も多かったようです。 養子に行った子に実の親がいて、養親との親子関係も
相続や遺産分割に関する争いが増えてきているようです。 多くの方が相続発生前には「うちは大丈夫」とお話されていたにもかかわらずです。 相続税申告には期限がありますが、遺産分割協議には期限はありませんので長引くと2~3年はす
今回は、作家・吉行淳之介の相続についてお話ししたいと思います。 遺言書を書かねばならなかった作家・吉行淳之介 遺言書は「書かなくてもよい人」と、「書く必要のある人」がいます。 作家・吉行淳之介は書く必要のある方でした。
少子化、高齢化がますます進むなか、55歳~59歳の方の相続に対する不安は、ますます高まってきています。 遺産分割調停でも、一般家庭で勃発し、相続問題は「対岸の火」ではなくなってきています。 その際、民法(相続法)が改正に
自分の死後、法定相続人以外に財産を譲りたい場合、「遺贈」または「死因贈与」という方法をとれます。 ここでは「死因贈与」について説明します。 【関連記事】遺言書を書く時に「相続させる」と「遺贈する」を使い分けていますか?
Q :「今回相続が発生しましたが、相続人は妻と長女と次女の3名です。 相続財産は600万円 しかありませんが、生前に長女と次女に結婚資金を1,500万円ずつ贈与していました。 妻の遺留分の侵害については、誰が負担するので
相続するなら絶対に知っておきたい言葉「遺留分」 「相続」は突然やってきます。 相続初心者の中には「自分の相続分は、黙って待っていれば自動的に届けられる」と思っている人がとても多いです。 しかし、相続は黙っていれば、始まる
一般の方は「遺産争い」、「相続トラブル」などと聞くと「一部の資産家・富裕層の抱える問題」と考えているケースが多々あります。 親が生きている間は子どもたちも仲も良さそうなので「うちに限って相続争いなんて起きるはずがない」と
親が死亡したとき「遺言書」が残されているケースがあります。 その中に「長男にすべての遺産を相続させる」などと書かれていたら、他の子どもたちはまったく遺産を受け取れないのでしょうか? 実はそうとも限らず「遺留分」を請求でき
同居親族間の暴力 例えば、育児ノイローゼの母親が幼子を折檻する、不良息子が口うるさい父親に殴りかかる… そんな悲惨な暴力事件が日々報道されますが、意外と表に出てこないのは「成人した子どもが加害者」、「年老いた親が被害者」
前回の記事では、民法(相続法)の40年ぶりの改正にあわせて、「自筆証書遺言の方式の改正」について説明しました。 【関連記事】:民法「相続法」改正で何が変わる?(1) 自筆証書遺言の方式の緩和が及ぼす影響 今回のテーマは、
定年間際に癌が見つかる 加藤博さん(59歳仮名)は定年間近に健康診断を受けました。 「要精密検査」と書いてあり再診してもらったところ、大腸がんであることを告げられました。 退職を控え再雇用か転職か起業と思案に暮れるまでも
相続対策と相続税対策は違います。 「うちは家族の仲がいいから大丈夫」 「うちには相続対策が必要なほど資産は無いから」 と思っていても相続でもめてしまうことは少なくありません。 今回は「相続人は誰か」をしっかり確認すること
「事業承継」のご相談 先日、ある企業オーナー様から「事業承継」のご相談がありました。 最近、経営者の方とお話ししていると、先日のオーナー様のようにとても真剣に考え、悩み対策を講じている方と、 「現状で手一杯で先々のことを
親から引き継いだ自宅の不動産や預貯金。財産を遺してくれて、有難いですよね。 ですが、遺産を引き継ぐための「相続手続き」は、慣れない手続きや税金、そして場合によってはドロドロの人間関係が絡み、大変なケースになることもあるの
「相続」から「もめごと」を連想される方も少なからずいらっしゃることかと思います。民法で「相続人」という地位はしっかり保障されているはずなのですが、法律通りにいかないケースも多くあります。 相続開始後なら尚更のこと、相
寡婦とは何か? 寡婦(かふ)とは夫と死別または離別し、再婚していない女性のことです。 現在、折しも個人の確定申告の時期ですが、所得控除の中に寡婦控除があるのをご存知ですか? 死別と離別または所得によっても適用が違いま
1. 子のない妻の相続 最近増えている子のない夫婦の場合、夫の死後、財産はすべて妻のものと思いがちである。しかし、それは大きな誤り。 子のない夫婦で夫が亡くなった場合の法定相続人とその割合は以下の通り。 夫の親が生
「私は、○○の相続の時に相続放棄して、△△(親や兄弟姉妹等)に全部相続させてあげた」というお話を伺いますが、実は、この表現には大きな間違いがあります。相続の放棄とは、いったいどのようなことでしょうか? 遺産を相続しなけ
相続の話に欠かせない「争族対策」。遺産分割のときに相続人間で財産の分割の話し合いがまとまらない…遺言書が遺されていたものの遺留分に満たない相続人が減殺請求をしてその代償金をめぐって話し合いがまとまらない…等々。相続財産
先般、ご案内の通り、昨今は相続に関する様々なセミナーや相談会・説明会等が開催をはじめ、メディア・雑誌等でも相続特集が組まれています。そのような中で、相続の奥深さを感じること、いわば、一般の方が、勘違いしてしまいやすいの
中小企業や個人事業主にとって、相続や事業承継は悩みの種 相続税の基礎控除の引き下げ、相続税の最高税率の引き上げが、税制改正大綱で決定され、2015年1月より相続税が大きく引き上げられます。中小企業オーナーにとっては、頭
相続に関するお悩みの中でも、遺産分割に関する問題は多いかと思います。なかでも『遺留分』は、相続における永遠の課題のひとつといえるかもしれません。 遺留分とは、一定の相続人が最低限相続できる財産の割合のことをいいます(